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2022.12.12 Monday
未来人材会議
橘玲という人が、経産省の「未来人材会議」の「中間とりまとめ」のデーターをTwitterで紹介してくれている。
それによると、 「日本のサラリーマンは世界でいちばん仕事が嫌いで、会社を憎んでおり、憎んでいるのだから、当然のことながら、できればさっさと辞めたいと思っている。 会社を辞めたいはずなのに、何故か転職や起業をする者は少ない。 みんなが会社にしがみつくので昇進が遅れ、年功序列で給料がなかなか上がらず、いまでは部長の年収がタイより低くなった。 会社は社員に期待せず、社員も自ら学ぼうとは思わない。 結果として、日本の国際競争力はどんどん落ちているーーという話になります。」 これらのことが、OECDの調査などの統計ではっきり出ている。 それらが、現在の日本のある種閉塞した状況を表していると思う。 平家物語に「驕れる者は久しからず」と書いてあるが、その通りの展開。 今の政権を見ていると、どうでもいいところにお金を使い、肝心なところには出さない。 年金や医療などの社会保障は改革せざるをえないのに、ほったらかし。 どちらかというと、取りやすいところからもっと取るという悪手をやっている。 中高年の役人は、自分たちが乗り切れたらいいと思っているのだろう。 もはや消費期限切れの年功序列を維持し、正社員だけがあるべき姿と思っているのだ。 だから、いつまでもメンバーシップ型の雇用にこだわり、ジョブ型に移行できない。 データーを見ると、ジョブ型に移行すべきなのは、方向として明らかだろう。 幕末から明治にかけて出した馬鹿力は、昭和の戦争で使い果たしたのだろう。 だからこそ、老兵は去らねばならないと思う。 |
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