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2022.12.05 Monday
2000人の第九本番
今日は朝から大阪城ホールで第九の本番。
朝ホームページで、PCR検査の結果が陰性だったのを確認。 昨日と同じ、バスのソリストの斜め後ろに座る。 一般のコーラスの一番前だ。 午前中はゲネプロ。 本番どおりに通しで練習する。 アリーナから、スタンドに一時移って、布袋寅泰とピアニストの角野隼斗のステージを見る。 布袋はさすがに余裕のステージだった。 角野隼斗は初めて聞いたが、東大の情報関係の研究科を卒業して、ピアニストとしても頭角を現した。 布袋は自分の歌以外に、第九の演奏に加わって演奏もした。 角野はラプソディー・イン・ブルーをオーケストラと一緒に演奏した。 今回はゲストもすごく良かった。 3年ぶりにいいステージを見た。 その後、1回目の第4楽章。 Life is Synphony、という掛け声で始める。 ぼくは観客が入る前の、この時の歌がベストだった。 朝イチの練習の時に言われていたところも、よくできたと思う。 歌っているときに、落語をしている時のように、自分の外で自分を見るという感覚になった。 自分は一生懸命歌っているのだが、「ここはうまく歌い出しができた」とか、「ここのアルトは朝の練習の時より気合が入ってバッチリだ」とか、歌っている自分を離れて見ているのだ。 前に書いた「離見の見」というやつ。 第九も、動画投稿も入れるともう7回歌っている。 それくらい歌うと、「離見の見」の状態になることができるのかもしれない。 そういう時は、終わったときにすごく爽快になる。 このゲネプロの時の歌が、そうだった。 残念ながら、本番はもう一つだったが、自分が納得の行くコーラスができたのは、すごく嬉しかった。 コーラスでもそういう体験ができる。 今日はとてもいい日だった。 |
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