考えたこと2

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宇宙は近い
宇宙というと、とても遠いところ、という気がするが、実際はそんなに遠くない。
東京ー大阪間よりも、遥かに近いのだ。

アメリカの空軍は宇宙を高度80km以上、と定義している。
地表では、大阪から滋賀県あたりの距離でもう宇宙。
調べてみると、卵でいえば、薄皮(殻の内側)程度の厚みが大気の層にあたる。
人類は薄皮の中で生活していることになる。

でも、宇宙に行くのにはロケットでかなりのエネルギーが要る。
地球の引力に打ち勝って、大気圏を出ないといけない。
ロケットエンジンというのは、空気がないところでも燃焼ができるようになっている。
実際には液体水素が燃料で、それを燃やすために液体酸素が積まれる。
非常に大きな推力を得るために、制御が難しい。
燃料漏れで爆発した、スペースシャトルの事故を見ればわかる。
打ち上げのコストは非常に高くなり、それが自国の衛星を持ちたい国相手のビジネスになっている。

今はかなりコストが高いが、画期的に安くなることを研究しているアメリカのベンチャーがある。
それが遠心力を利用して、放り上げる方式。
腕にボールを持ってぐるぐる回して、適当なところで放すと空に向かって飛んでいく。
その原理を使うらしい。

これは地上で回転する大掛かりな機械を作ればいいだけなので、安上がりだ。
液体酸素や液体窒素という燃料は使わなくて済む。
さらに、装置を1回作れば、打ち上げる衛星は燃料は要らない。

先日、アメリカで10回目のテストが行われたとのこと。
NASAの荷物を積んでの実験だ。
高さが33mというから、腕の長さは15mくらいあるのだろう。

今回の実験では打ち上げたロケットは、自由落下で地表に落ちる。
それを回収して、いろいろなデーターを取るようだ。

ロケットの重さはどれくらいなのか、よくわからないが、まだまだ大気圏を出るには遠いらしい。
そのためのデーター採取だろう。

宇宙の利用度は上がっている。
GPSなど、ぼくらが普段使っている技術は衛星がなければ不可能だ。
日本でもホリエモンが北海道でロケットのビジネスをやっているが、こういう技術もぜひ試してほしいものだ。

それこそ、ベンチャービジネスになる。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |

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