考えたこと2

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情報弱者の国
スマートウォッチ、ぼくも2つほど試してみたが、流れは健康管理になってきたようだ。
最新のスマートウォッチは、心房細動も見つけることができる。
Nature Medicine誌に、そういう論文が掲載されているらしい。

それによると、65歳前後の心房細動の既往歴のない5551名を2群に分け、半年間片方の群にはスマートウォッチを装着して脈をモニタリングし、その後群を入れ替えて同じように確認するという方法で臨床実験をした。
群の偏りをなくすために入れ替えたということだ。

その結果、スマートウォッチを利用していない人よりも、装着した人のほうが倍以上の心房細動が見つかった。
日本の高齢者で計算すると、毎年約60万人の心房細動者を見つけることができるという計算。

心房細動そのものもあるが、それによって生じた血栓が脳梗塞を起こす可能性も大きい。
要するに、早めにそれに気をつけることによって、要介護の人を減らすことができそうだ、ということ。
莫大なお金をすでに使っているが、それを減らすためにこういうデジタル機器を使うということが効果があるということになる。

本来なら、高齢化が進んでいる日本でこそ、こういう研究や実験がされるべきだと思う。
でも、国や医療界は無策。
コロナ対策を見ていても、日本が医療後進国であることがわかる。
皆保険だの、設備の数だのそういうことでは先進国かもしれないが、それらの資源を使わずに済む方法を全く考えていない。
要は利権保護なのだ。

それは医療や介護で儲けている人たちが多いことや、健康でなくてもとにかく「生かす」ことに価値を置いているということの影響も大きいと思う。
いや、逆に言うとそれらで利益を得ている人たちが、そういう偏向した考えを吹聴しているのかもしれない。

しかし、一番大きいのは、厚労省も医師たちもスマートデバイスなどの動向に全くついて行っていないということだろう。
さらに、医療費を削減する方向は財務官僚は考えても、厚労省は考えていないということだと思う。
自分たちの権益を、医療費の大きさで測っているのではないか。
コロナを見ていてもそう思う。

このままでは結果的に日本人の寿命は伸び続けるし、医療費や介護費はどんどん増えるだろう。
それはどちらかというと不幸なことだと思う。

ITの力を使って、健康に生きるというのは今の日本の高齢者に必要なことだ。
それは医療費や介護費を減らす方向だから、それらの業界は気がすすまないのだろう。
厚労省はそれらの利益団体の代表みたいになっているから、全く頼りにならない。
それはコロナでよくわかった。

生命保険会社など、それによって恩恵を受けるところがもっと力を入れるべきだ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:34 | comments(0) | trackbacks(0) |

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