考えたこと2

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Small Modular Reactors
次世代の原子力発電所の1つがSMR。
小型モジュール型原子炉というやつだ。

今の軽水炉と同じような発電方式。
違いは規模が小さく、冷却できなくなっても、メルトダウンが起こらないことと、モジュールになっているので、建築物ではないところだろう。

日経の記事ではルーマニアに設置が計画されているSMRは、従来の軽水炉が100万キロワットに対して、7万7000キロワットだという。
欧州は今までロシアの天然ガスに頼っていて、今は経済制裁でロシアからの輸入を減らしている。
そのため、代替えのエネルギーが必要だ。
それをSMRでやろうということだ。

実際、原子力発電はCO2を出さず、クリーンな発電方式。
再エネと違って、夜でも、風が吹かなくても発電できる。
もちろん、従来の軽水炉よりも規模が小さく、効率は悪いが、とにかく安全。

軽水炉は冷却の装置が停止すると、炉心溶融(メルトダウン)が起こってしまう。
したがって、軽水炉はどうしても安全安心対策のコストが大きく、それがなくなるのは大きなメリット。

なにより、規模が小さく発電のモジュールになっているので、立地条件など関係ない。
アメリカでは2029年にもSMRが稼働する予定。
そこにIHIや日揮ホールディングスが参加を表明しているとのこと。
また、イギリスのプロジェクトでは、日立が頑張っている。

東北大震災のあと、放射能のデマを散々マスコミや「専門家」が流した。
それに煽られて、避難しなくてもいい人が避難して、故郷をなくした。
未だに処理水が海洋汚染するという人もいる。
国連の科学委員会が、震災による放射能での健康被害はない、という発表をしてもテレビは報道すらしない。
どれだけ電気代が上がり、日本国民が損をしたか、わからない。

そのため、もう火が消えかかっていた日本の原子力産業。
このチャンスを生かして、ぜひもう一度復活してほしい。

今流行の脱炭素については、最も実効性が高いのは原子力なのだ。



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