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2022.08.16 Tuesday
山口県代表校
今年の夏の甲子園の山口県の代表校。
ぼくは知らなかったが、下関国際高校だ。 最近強くなった高校ということで、ここも調べてみると野球留学生を受け入れる寮や、練習用の体育館を建て替えて、野球漬けの3年間を送る体制を整えた学校だ。 今年の選手は山口県出身者は1人だけ。 残りは兵庫県5名、広島県4名、福岡県4名、大阪府3名、和歌山県1名。 中学での野球部経験者はいなくて、みんなシニアリーグのようだ。 留学生を受けているので「国際」の名前がついているのかと思ったが、そうではなく以前ハングルと中国語のコースが普通科にあったかららしい。 野球部は75人。 寮を運営するので、部員数を増やして寮費を稼がないといけないのだろう。 平均で学年25人だから、10人ほどは3年でレギュラーにもなれない。 学生数は400人未満。 この数で、体育館を建て替えたり寮を作るのは大変だったと思う。 学校法人が金を持っていたのかもしれない。 でも、甲子園に出られれば、知名度も上がり、ペイすると思ったのだろうか。 2016年度の卒業生の口コミが出ていたが、あまり芳しくない。 今日の第1試合で島根の浜田高校とあたって大差で勝った。 浜田高校は公立だが、県内8名、広島8名、その他2名という構成。 わりと進学校。 それでも寮を作って広島県などから生徒が来ている。 結局、山口県あたりなら、生徒数も少ないし、県内の生徒だけでは太刀打ち出来ないのだろう。 今回の勝ち残りを見てみると、各地方まんべんなく入っている。 大昔なら、強豪校が残っている場面だが、初耳の高校名も多い。 野球留学や施設を充実させて、ビジネスとして勝てるようになった証拠だ。 高野連はいくらなんでも地元出身者がほとんどいなくなる、という状況に対して規制をかけようとしていたが、日和ってしまった。 それなら、もう学校と切り離してやるべきだと思う。 これが正常な部活動だとはとても思えない。 完全なビジネスだ。 |
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