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2022.06.21 Tuesday
クジラの肉
小学校の給食でよく出たのがクジラの肉。
生姜と醤油で味がついていた。 月に何度かは出ていたと思う。 うちの父はクジラに偏見があって「クジラの肉なんか出すのか」と言っていた。 当然、ぼくは何の偏見もなかったから、結構好きだった。 柔らかく煮てあったし、美味しかった。 昭和40年前後の給食はまだパンだったから、いつもパンとマーガリンがついていた。 パンとクジラの肉というのも変な取り合わせだったが、それが当然だった。 まだ捕鯨が禁止されていなかったのだろう。 クジラは戦後の日本にとっては、貴重なタンパク源だった。 この歳になると、時々しょうもないことを思い出す。 人間、暇になったらそういうものなのだろう。 今は月曜から土曜まで働いてはいるが、精神的には楽だ。 だから、そういうことも思い出すのかもしれない。 時々居酒屋などでクジラのメニューがあったりするが、ぼくの知っているあのクジラではない。 クジラも高級品になった。 給食で食べたクジラが懐かしい。 もう一度食べたいと思う。 |
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