考えたこと2

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文化は言葉
文化の特徴を表すのは、そこで使われる言葉だ。
日本文化について語るときには、日本語を使うことが前提。
たとえば「おもてなし」について語るときには、たとえ英語であっても「omotenasi」と書く。

企業文化の時も、同じことだと思う。
ぼくが勤めていた会社には、特徴的な言葉があった。

「生物」という言葉はふつうは生き物のことだが、社内では「生産物流」の略語だった。
生き物を表す場合は、「せ」にアクセントが来るが、社内用語では平板に「せいぶつ」と言って、区別は付けていた。

同じように「生計」は「生産計画」のことだ。
こちらも「生計を立てる」の時の生計とはアクセントが違っていた。
同じだとややこしいからだろう。

ぼくのいた会社は、以前は外資だったので、課長はMで略していた。
当然、Managerのことだ。

「経M」というのは、経理課長のこと。
これが部長になると、Mを丸で囲んでマルエムと呼んでいた。
手書きの時代はこういうことができたのだ。
もちろん、話し言葉でも使う。
うちのマルエムが…、というような感じ。

ワープロになっても、それを踏襲して(M)という風に書かれていた。
もちろん、正式に読むときは「部長」になる。

そこから派生して、部長代理はダッシュ「’」を付けていたような気もするが、「代」と書いていたようにも思う。
古いことなので忘れた。
山本課長は山本M、山本部長は山本(M)、山本部長代理は山本(M)代または(M)'、というような感じ。

社長はP、副社長はVP、常務はED、取締役はDだった。
部長の上で、取締役の下(事業部長など)は全部(M)でやっていたようにも思う。

こういうのは、転職したときにややこしい。
ぼくの場合は25年使ってきたので、学校法人に行って課長は「課長」と書くのが面倒だった。

「品質保証」を「品保」と略していたが、会社によっては「品証」というところもあるらしい。
略し方にも好みがあるということか。

会社を変わると、それらが全部変わる。
小さなことだが、こういう風習は会社の文化から作られるのだろう。

そういえば、出張に行くとき、出張費を「前受」する、という言い方をしていた。
事前に伝票を書いて、本人が立て替えなくてもいいようにするためだ。
あの「前受」という言葉は、一般的なのだろうか。

まあ、今ではコーポレートカードなどがあるから、それで精算できてしまうのだが…。

今でも疑問に思っている。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) |

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