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2022.05.19 Thursday
教員不足
こないだ教員不足のために教育免許更新制度を廃止して、教育実習も廃止する方向という話を書いたが、教員免許更新制度の廃止についてはオマケがあった。
なんでも、すでに免許更新制度を怠って、免許が失効した人も復活するらしい。 ご丁寧に、文科省からは「失効した人も復活するので、教員になってほしい」という旨の文書が出ている。 一度失効した免許が復活するとは、呆れた運用だと思う。 それなら、更新制度は全く機能していないと言っているに等しい。 10年間で30時間ぽっちの講習がなぜ負担なのか。 一気に30時間が負担なら、毎年少しずつでも講習を受けられるようにしたらいいのだ。 もともとこの更新制度は教師自身のトラブルが続出し、不適格な教員を排除するために実施するということも目的の一つだったはず。 それで失効した教員もいたはずだ。 そういう人たちも今回免許が復活するということだ。 国会でそれを指摘し、法案に反対票を入れた人はいないのだろうか。 審議経過を見ると、起立多数で可決とある。 こんないい加減なことをやっていていいのかと思う。 相変わらずいじめの問題を放置したり、自らいじめをする教員がいたり、それを隠蔽する教育委員会などが後をたたない。 悲惨な事件を防ぐために更新制度を始めたのではなかったのか。 コロナ対応といい、今回の免許更新制度の廃止といい、文科省は一度潰したほうがいいと思う。 |
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