考えたこと2

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自動車産業2040
日経がまとめた、自動車産業の2040年に向けての変化の宣伝を読んだ。
目次の見出しは以下のようなもの。

今から知っておくべき 自動車産業11の変化
【01】世界生産 →自動車産業の「台数成長」は終わる
【02】EV(電気自動車)→2040年に新車の半分はEVに
【03】自動運転 →2040年には「無人タクシー」が当たり前に
【04】ライドシェアサービス →無人タクシーの市場は100兆円規模に
【05】エンジン →エンジンが最後まで残るのは大型トラック
【06】ビジネスモデル →CASE はこれまでの自動車の価値の「全否定」
【07】マス・カスタマイゼーション →クルマは大量生産から多品種少量生産へ
【08】電子アーキテクチャ →世界の大手メーカーは統合ECU に向かう
【09】開発・製造 →完成車メーカーと部品メーカーの垣根がなくなる
【10】クルマの価値 →ソフトウエア・サービスで稼ぐ時代に
【11】販売 →販売はディーラーからオンラインへ

危機感を煽って売りたいという雰囲気もあるが、方向性としては正しいんだと思う。

都市部では自家用車というのはほとんど止まっている資産だから、有効利用するためにシェアリングは進むと思う。
うちの車など、動くのは週に1回程度。
それも数キロだから、もったいないといえばその通り。

電気自動車が18年後に半分になるとは思わないが、電池の技術がブレイクスルーして、インフラを作ることができれば、あり得るかもしれない。
でも、これはEVに強気すぎる予想だと思う。

自動運転はもう技術的にはだいぶいいところまで来ていると思う。
あとは法律関係の整備だろう。
無人タクシーで事故を起こしたときの責任はどうなるのか?ということだ。
自動車保険に依存している損害保険業界はしんどいと思う。

多品種少量生産になるとは思わない。
車のデザインなどどうでもいい、動けばいいという世代がシェアリングを推進するのだから、矛盾していると思う。

水平分業が進めば、完成品を作れる部品メーカーも増えてくるだろう。
しかし、車には安全保安という要素もあるので、そのあたりをどうするかという問題はある。

車の価値はソフトウェア・サービスというのは当たっていると思う。
そこが車の魅力でもあるから、自分のスマホの情報が安全にシェアリングの車でも使える、などというのは必須だろう。

販売もコスト減でオンラインになるだろう。
車の値段は自動運転などの付加価値がついて上がるだろうから、コストを圧縮しないといけない。
そのためにはディーラー網は維持しにくい。
ただ、整備などの拠点は必要だから、難しいところだ。

自動車業界の人たちにとっては悩ましい時代。
どうしていったらいいのかわからない。

自動車が基幹産業となっている日本では、本当に苦しい選択になると思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 01:32 | comments(0) | trackbacks(0) |

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