考えたこと2

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無料塾
学生と話していると、いろんなことがわかる。
こないだは教育に関わりたい、という学生が来た。
どうしてか?と聞くと、無料塾でボランティアをしたからだという。

無料塾というのは、文字通り無料で勉強を教えてくれるというところ。
入るのには審査があって、本当に塾に行く費用が出せないというようなことを調べるらしい。
そこは主催者がやっているということだった。

その学生の無料塾は主催者が不動産関係で、部屋が余っていた?から、ということだ。
友人がそこでボランティアをしていて、その学生も誘われてやっているとのこと。
週1回5限の時間なので、その日は5限の授業は取れない。
そういう中でボランティアをやっている。

学生曰く、最初はナメていたとのこと。

そういう塾に入ってくるのだから、教えることでどんどん吸収すると思っていたのだ。
ところが、教わる方にやる気がなかったという。

自分は(学校ではなく)塾に行って、「わかった」瞬間を経験して、勉強が面白い思えた経験があった。
本来、勉強というのはそういうものだと思う。
だから、その気になったら早いと思っていたのだ。

でも、あまりに生徒にやる気が無いので、困ったという。
あの手この手で興味を持つように頑張ったらしい。

その経験から、教科書の会社で編集をしたい、という気持ちになったとのこと。

ぼくも就活生に割合を教えているので、そういう気持ちはわかる。
その貴重な経験を生かして、希望の会社に入ってほしい。

時代はデジタル教科書だ。
ぼくは紙の教科書を想定して話している学生に、デジタルになったらどこがいいと思うか?と聞いた。
リンクができるから、わからないところは飛んで調べるのが簡単になる、という。
そのとおりだが、デジタルの教科書のいいところは、学び直しが出来ることだと思う。

今の日本の教育の間違いは、履修主義が過ぎて、とにかく習ったら進級させてしまうところ。
余計なことかもしれないが、ここがわからないということは、過去に習ったことを忘れているからだ。
みんな一緒の授業なら、そこで戻って説明を聞くことはできないが、デジタルのいいところは個別の対応ができること。
だから、そういうものを作れば、履修主義の弱点を補うことが出来ると思う、と話した。

ついつい出しゃばったことを話してしまって、学生はちょっと怪訝そうな顔をしていたが、「まあそういうことも考えておいたらいいと思う」と伝えて終了した。

希望の会社に行ければいいのだが…。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:58 | comments(0) | trackbacks(0) |

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