考えたこと2

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マウンティング
マウンティングというのは、相手よりも自分の方が優位だと見せつけるような言動というようなネット語。
マウントを取る、というような使い方もある。

最近はやっているマウンティングは、いち早くいいものを発見し、それに「いいね」をすることだという。
これは自分が情報の感度が高いということを示す行為で「マウントいいね」と呼ばれる。
いかに流行る前に「いいね」をしておくかが、大事になる。
自分が先んじて注目したものが、後で大流行するほど満足度が上がるらしい。

そういえば、中学や高校の時に人より早く流行る洋楽の曲を知っていたりすると、ちょっとした自慢だった。
そのSNS版だと言える。

ぼくらの時代は、それが流行ってしまったら、いち早く知っていたことを言っても「あ、そう」と言われるくらいだったが、今はSNS上で早く「いいね」をしたという証拠が残る。
それをもって、自尊心を満足させる、ということらしい。

今の若い人たちは貧しくなったから、物質的なものではなく、情報が大事になった。
スマホさえあれば、誰でも競争に参加できる。
モノではなくコトが大事になったのだ。

もうブランド品などは手が届かないし、それを持つことに対しても「ダサい」という感覚があるのだろう。
それよりも、いくつ「マウントいいね」を持っているか、というようなことが大事になる。

たくさん仲のいい友だちがいるということを、SNS上でさり気なく拡散するのもマウンティング行為になるらしい。
インスタで誕生日パーティや飲み会、バエる写真を上げたりするのも、ある種のマウンティングになる。
昔はそういうことがあっても、他人に対して宣伝することができなかったが、今はスマホで可能だ。

ぼくは、何かで友達同士で写真を撮っても、写っている人としかシェアしない。
そういう感覚が根本的に違うのだろう。

だから、今の若い人たちにとっては、「いいね」の数よりも、何をいつ「いいね」したかが大事になる。

もちろん、フォロアーの数なども考えるのだろうが、「いいね」の質が重要になってきた。

コロナ禍でよけいにそれが加速したのかもしれない。

SNSネィティブの若い人たちにウケるためには、そういう価値観を理解しないといけないらしい。

難しい時代になってきたものだ。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:43 | comments(0) | trackbacks(0) |

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