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2022.05.01 Sunday
ダイアログ
会社や学校法人で勤めている時に、ディスカッションという言葉は聞いたが、ダイアログという言葉はあまり馴染みがない。
最近フォローしている若新雄純氏だが、専門は組織論というようなことで、こないだダイアログについて語っているのを聞いた。 ハナシは割と興味深かったので、ダイアログについて調べてみた。 ネットによると、こういうことらしい。 「ダイアログ(Dialogue) 組織開発の文脈におけるダイアログ(対話)とは、話し手と聞き手とが互いに理解を深めながら、互いに共感や意識・行動の変化を引き出し合う創造的なコミュニケーションを指す。近年組織における学びや創造、問題解決、ビジョンの共有などに有効なアプローチとして、ダイアログが注目を集めている。ダイアログでは、様々な立場のメンバーの発言が等しく同じだけの価値を持つ。すなわち、発言者の地位や属性によらない、オープンかつフラットなコミュニケーションが、良質なダイアログの基盤となる。 ダイアログの真髄は、「話すこと」ではなく「聴くこと」にあると言われる。相手の意見、立場、バックグラウンドを尊重しながら意見を「聴くこと」は、受身ではなく積極的かつ意図的な行為となり、また逆に自らが「話し手」となる際には、その言葉を真剣に「聴いてもらえること」によって、言葉の意味の相互理解が深まり、今まで気づかなかった新たな意味が見出され、新たな視点へとつながる。」 長い引用になったが、若新氏の言っていたことも同じ内容だったと思う。 彼は世の中に問を投げかけるような組織(鯖江市のJK課やニートばかりの会社など)を作って、面白い取り組みをしている。 彼が大事にしているものは。組織の中の意味の発見というようなもの。 みんなで集まってする「無駄話」などの中に、本人も気づかないようネタがあったりする。 誰かの話に、別の人がのっていって、新しい話のネタができたりもする。 そういうことから、新しいものが出てくる。 イメージしているのは、休み時間の会話だ。 目的なく始まって、時にはすごく盛り上がることもある。 そういう会話の中に、新しい発見がある。 結論を出す必要もない。 なんの制約もなく、話をすることで、参加者が何らかの発見ができるものだ。 そういうダイアログをしていくことで、みんなの中から新しい意味が生まれてくる。 これは面白い。 |
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