考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
ラジオ文芸館
ラジオ文芸館を聞き始めて、もう5年位になる。
今は時間が変わって、日曜日の深夜のNHKラジオ深夜便の1時台にやっている。
朗読というスタイルの話芸もなかなか奥が深い。

ずっと聞いていると、やはり好みが出てくる。
こないだ聞いた角田光代の「どこかべつのところで」という作品の朗読は、とても良かった。
野口葵衣というNHKの局アナだが、主人公の年代に近いのも相まって、場面が目に浮かぶ朗読だった。

声優がキャラクターになって演じるのと、朗読は全く違う。
朗読では地の文とセリフが出てくるから、それぞれを意識して読まないといけない。
セリフの部分で声音を大きく変えるアナウンサーもいれば、それほど変えないアナウンサーもいる。
ぼくは極端に変えるのは好みではない。
あまり極端にやると、朗読の良さがなくなるように思う。

地の文を読んでセリフに入る時や、逆にセリフから地の文に戻る時の間のとり方など、工夫しているのだと思う。
読むスピードを変えて間をつくることもある。
やっぱり難しいのは間なのだ。

いい朗読は、間でドラマを作る。
声色はそんなに変わらなくても、間を開けたり詰めたりすることで緊張感が変わるからだ。

とは言っても、朗読だからそんなに間をあけるわけにもいかない。
1分間に300文字程度のスピードで読んでいるのだが、どこまで意図的にやっているのかはわからない。
プロだから、ある程度計算はしているのだと思う。

そのあたりを考えるのも、朗読の面白さだ。

今回の話は飼い猫が逃げ、探している飼い主の女性が主人公。
その主人公が知り合うのが年配の女性。

角田光代の短編は何度か聞いたが面白い。

毎回こういう作品をやってほしいものだ。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/239736
トラックバック