考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
ソニーの自動運転
プレイステーションにグランツーリスモというゲームがある。
ぼくはもう長いことビデオゲームはしていないが、有名なゲームで名前は知っている。
サーキットを走るリアリティを追求した動きのゲームだ。

ソニーはそのグランツーリスモでAIを強化学習で鍛え、自動運転技術への応用を考えているとのこと。
自社のゲームだから、そこで練習を積み重ね、上達することはできるだろう。
さらに、それを「ネイチャー」で論文発表し、科学的に価値を認められた。

実在するコース、実車での挙動を再現して、そのゲームでAIを鍛えた。
ソフイ−と名付けられたそのAIは、プロのレースドライバーも練習走行に使う「グランツーリスモSPORT」で一番になった。

プロのレースドライバーは、すごく繊細なコントロールを行っている。
昔、トヨタの技術者から聞いたことがある。
実際にレーサーにコースを走ってもらって、その時のデーターを見てびっくりしたらしい。
ベタ踏みするのではなく、Gに応じて繊細にアクセル開度やステアリングをコントロールしているのだ。

ソフィーは、今回の強化学習で、200万〜300万キロに及ぶレース経験を積んで成長を遂げた。
200万キロというと、鈴鹿サーキット35万周。
1周1分半としても、1年間休みなく走っている計算だ。
それだけ走れば、上手くなるだろう。

これをソニーのEVに積んで自動運転すると、上手に運転できるのだろうか。
サーキットを走るのではないからそこは難しいだろうが…。

もともと将棋や碁はそれを再現するゲームがあって、それを用いて強化学習が出来たから、AIが強くなった。
ゲームというエンタメ領域が、AIの開発に使えるということだ。

マニアックに、現実のサーキット走行を模するために、ソニーが作ってきたグランツーリスモ。
これが自動運転のAIに使えるとは、開発当初は思ってもみなかっただろう。

グーグルなどに先を越されてきたAIの開発だが、ソニーが名乗りを上げた。
自社のEVに搭載するだけではなく、自動車メーカーに売ることも視野に入れているのだろうか。
ロボットなどの制御にも使えるのだろうか。

画像センサーに次いで、ソニーに未来が見えてきた。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:47 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/239700
トラックバック