考えたこと2

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宇野重吉
「寅次郎夕焼け小焼け」を何度目かでBSで見た。
この作品、何度見てもいい。
芸者役の太地喜和子もいいが、日本画家を演じる宇野重吉がいい。
何度も見ていると、役者の渋さがわかってくる。

太地喜和子は若くして亡くなってしまった。
脇役で好演している桜井センリも亡くなった。
もちろん、宇野重吉も亡くなった。

宇野重吉の若い頃はぼくは知らないが、そこにいるだけで絵になる役者という感じ。
そんなに派手な役者ではないが、味のある人だった。
ぼくがもう少し早く生まれていたら、舞台が見たかった。

著名な絵描きでありながら場末の飲み屋で飲んだくれて、寅次郎に連れられて寅屋に厄介になり、そこを旅館だと思って好き放題をする。
その演技が本当に等身大のものだ。

この作品、最後の方で寅次郎が画家を訪ねて、絵を描いて売ってくれと頼まれ、断るところは本当にいい場面だ。
数ある「男はつらいよ」の作品の中でも秀逸なやりとり。

兵庫県のたつの市の風景も手伝って、ぼくにとっては、この時代に生まれて、この映画が見られてよかったと思える作品。

宇野重吉は芸達者だった。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 12:07 | comments(0) | trackbacks(0) |

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