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2022.01.19 Wednesday
車のある風景2
松任谷正隆がJAFの機関紙に書いているコラムが「車のある風景」。
以前一度このことを書いた。 今月のコラムは、珍しく松任谷の弟のことが書いてある。 病気だそうで、ちょっと深刻だったが、思ったよりも軽そうだった(本当の事はわからないが)、という話。 松任谷正隆はもう70歳だ。 その弟だから、60代の後半あたりだろう。 文面からはガンのようにも思える。 弟には2人の子がいて、その子どもたちとのやり取りも紹介される。 男の兄弟なんて、独立してしまえばそんなに会うことはない。 彼の場合でも、葬式絡み程度だった。 でも、今回は病気になって入院ということで、連絡があった。 うちの場合でも、母が生きている間はいろいろと母のことで連絡をするだろうが、亡くなったら連絡も途切れるだろう。 ユーミンの夫という有名人だが、そんなところは世間並みなのだ。 弟も音楽をやるらしく、家で帰ってきた甥や姪も入れて、バンド演奏をしたらしい。 このあたりはさすがという感じ。 さすがに、車に関するコラムだけあって、文の中で彼が電気自動車を買ったことと、弟がイタリアの小型車(フィアット?)を買ったことが書いてある。 どちらも、お金に余裕がある家なのだろう。 電気自動車はオンラインでバージョンアップができるので、ある日突然メーターが変わったりする。 それを自慢気に弟に話すという場面も描かれていた。 コラムの最後には弟が買った車に関して、こう書かれていた。 「後日、弟からこんなクルマだよ、と写真が送られてきた。ドライブしながら助手席の誰かがキャンバストップを開け、手を伸ばして撮ったものだ。子供たちも全員乗っている。長生きしろよ、と心の底から思った。」 松任谷正隆も、弟の前では単なる兄貴なのだ。 |
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