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2022.01.13 Thursday
免疫負債
過去2年間のコロナ対策で、子どもの免疫獲得ができていないというデーターを見た。
手足口病とヘルパンギーナという病気が過去2年間激減し、コロナの感染が落ち着いたこの冬になって季節外れの拡大をしているとのこと。 去年激減のRSウィルスも、この冬大流行が起きているらしい。 これらは、コロナ禍での感染対策がウィルスを遠ざけ、本来子供時代に獲得すべき免疫を獲得できない状況をもたらしたということだ。 基本的に、身体を病気から守るのは免疫であり、それは病気になることで獲得される。 もちろん、遺伝的に持っている免疫もある。 そのせいで、日本はコロナの被害が欧米に比べて少なかったのだと思う。 3年前には流行った病気が、2年間流行らなかったのはそれなりに感染症対策の効果があったということだろう。 その対策によって、子どもたちが獲得すべき免疫を獲得できなかった。 コロナの対策だから、仕方がないとは言えるかもしれない。 しかし、コロナの初期に、10代以下はほとんど感染しないということはわかっていたのに、大人にうつさないようにということで感染対策を徹底した。 高齢者も家の中でうつしているし、ウィルスを出すのは高齢者のほうが多いのだ。 近所の小学校など、学校がスタートしても教室のすら入らず、縄跳びをして帰ったというような状況。 子どもたちの勉強の機会をなくし、免疫を獲得する機会すら奪ってしまった。 これを免疫負債というらしい。 本来獲得すべき免疫を適切な時期に獲得できなかったということだ。 これもコロナの過剰な対策のせいだろう。 若い人たちには、本当に過剰だったと思う。 年寄りや感染のリスクを怖がる人たちが、自粛をすればよかったのだ。 入学式も、卒業式も、運動会も、文化祭も、学校の普通の日常も、二度と帰ってこない。 時間は戻らないからだ。 岸田首相はまだやろうとしている。 国民がそれを望んでいる。 過剰対策をすればするほど、支持率が上がるからだ。 一方で、記事の中で小児科医は言っている。 「子供たちは適切な時期に感染症にかかることで強い体を作っていく。手足口病などのウイルス性疾患に乳幼児期に繰り返し感染する一方で、ある程度の高熱にも耐えられる体ができる。免疫の基礎を持たず、本来の年齢を超えて感染したとき、症状がより強く出てしまうことも考えられる」 一刻も早く、過剰対策をやめるべきだと思う。 |
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