考えたこと2

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ブリヂストンのリストラ
タイヤの大手のブリヂストンが事業の再編を発表した。
基本は本業に集中するために、収益率が低い事業を売却する、という方針。
防振ゴム関係を中国の企業に、自動車部品などの化成品は投資ファンドに売却する。
国内外の拠点22箇所を譲渡して、従業員7886人に転籍を求めるという。

さすがブリヂストンという感じ。
ミシュランと世界で闘っている会社だけのことはある。
ドライな経営判断だと思う。

ドライというのは、国内の従業員2773人も含めて、7886人が会社を変わるということだ。
日本では従業員に会社を辞めさせる(この場合は転籍ということだが)というのは、感情的に嫌われる。
経営者としては、最もやりたくないことだ。
それでも、今やらざるを得ないというのは、強い経営判断があったのだろう。

社長の石橋秀一氏は、創業者の一族かと思ったら、そうではない。
偶然創業者と同じ名字だったということだ。
となると、創業者でもないのに、この再編を発表したというのはスゴイことだと思う。
いろいろ批判はあっただろう。

入社後30代で当時買収したアメリカのファイアストンの立て直しに行って、10年以上アメリカで暮らしたという経歴だから、米国式の考え方を学んだのかもしれない。

さらに、先日の発表では「タイヤ工場など世界で約160ある生産拠点を2023年までに19年比で約4割減らすと発表した。タイヤは汎用品の拠点を重点的に減らすほか、非タイヤ事業では事業売却などに伴う拠点の削減も見込む。タイヤ事業では中国勢などとの価格競争が厳しく収益が悪化。20年12月期は69年ぶりの最終赤字に転落しており、生産体制を抜本的に見直す。」とのこと。

不毛な汎用品でのシェア拡大をやめて、高付加価値の製品だけにして儲けようという戦略に見える。

同業他社も、この発表を聞いて焦っているのではないか。
長い目で自動車産業を見たら、シェアリングによって台数は減る方向にいくだろう。
だからこそ、高付加価値のものだけが生き残るという考えに立ったと思われる。

本当に自動車業界も大変な時代になってきた。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:53 | comments(0) | trackbacks(0) |

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