考えたこと2

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名門女性誌
女子大生のバイブルと言われた女性誌が不調らしい。
月間の女性誌は2020年に3年連続2桁減。
「ミセス」「andGIRL」とかが休刊し、「HERS」月刊間をやめ季刊誌に変更。
「JJ」は月刊をやめて不定期刊行になった。

なかでも、「JJ」はドル箱事業だったとのこと。
女子大生の媒体接触率は100%近い時期もあったらしい。

例によって2010年くらいから広告主離れが加速し、出せなくなったとのこと。
知らなかったが、ファッション誌は1号あたり数千万円の制作費がかかるらしい。
カメラマンやヘアメイク、スタジオなど経費が大きいのだろう。

これも例によって「JJ people」というWebマガジンになった。
毎回SNSのインフルエンサー1人を特集している。
結局出版業がWebの人を紹介する事業になったということだ。
「JJ」の資産である、インスタグラムやツイッターのフォロアーをどう生かしていくか、ということだろう。

Youtubeの動画コンテンツで広告費を稼ぐ手もある。
キャバクラ嬢向けの「小悪魔ageha」(そんな雑誌のジャンルがあるとは知らなかった)は、雑誌からWebコンテンツに変更し、キャバ嬢のメイクなどをとりあげて、動画配信して儲けている。

若い人たちはアルバイト等で儲けたお金を使うのにシビアだ。
欲しいものはたくさんあっても、一人ずつ違う。
多様化した欲望に対応できるのは、Youtubeやインスタグラムなどの画像メディアなのだろう。

本屋がどんどん潰れ、雑誌を買うのはコンビニになった。
窓際に雑誌を並べて、立ち読みする客を見せていたコンビニも、雑誌の売上の減少が続いているらしい。
要するに、日本中で書籍の売上が減っているのだ。

窓際を日用品にしたり、イートインにしたりする店舗も多い。
雑誌離れが起こっているのだ。

たしかに、昔買っていたギターマガジンも今は買わない。
定期購読する雑誌はなくなった。
そういう情報はネットで見られるようになったからだ。

今はYoutubeで自分に合ったギター講師を見つけることもできる。
お気に入りのメーカーをSNSでフォローしておけば、新製品の宣伝はすぐに見られる。
新製品は、1ヶ月もすればレビュー記事が出る。
メーカー側もユーザー確保のためにメルマガを出したりしている。
大手の楽器店は、ECサイトになって、中古も新品も探すことができる。

そういう時代に、わざわざ雑誌を買わなくてもいい。

「Seventeen」は年間数回の発刊で、読者のターゲットも中高生と若い。
だから、デジタルシフトも早かった由。

ファンのコミュニティを作るために、毎週のようにライブ配信を実施して、コスメの紹介企画などもやっているらしい。
セブンティーンモデルが歌って踊る、有料公演もやる。

結局はどういうコンセプトでネットメディア化するかだろう。

出版業界の生き残りも厳しい。



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