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2021.11.25 Thursday
動物性食材
昨日ツイッターで、オーストリアに住んでいるという日本人からのツイートが流れていた。
その内容は、日本の食材を買おうとして店にったら、インスタントラーメンが無く、店に聞いたら「もう入りません」とのこと。 EUが日本からの動物性の食材(を使った食品)の輸入の一切を禁止したからだ。 納豆も、付いているダシがアウトで無くなり、その他いろんな食材が消えたという。 海外に住んでいて、日本の食材が手に入らないのはきついだろうと思ったら、そのツイートに欧州在住の人の嘆きのツイートがスレッドになっていた。 調べてみると、「EUにおける新たな混合食品規制への対応について」という役所のページがあって、そこにいろいろ書いてあった。 要はEUの法律で動物性、植物性の加工原料を使った食品を輸出するときは、それらの原料がEUの認定施設になっている必要ができたということらしい。 今まではそれが免除されていたが、2021年4月の法改正で、動物性加工済み原料について公的証明書が必要になったということだ。 何が原因で動物性食材だけが対象になったのかはわからなかった。 でも、海外に住む日本人にとっては大変だろうなあ。 オーストリアでは、今まで在庫処分が認められていて、それがなくなったということなのかもしれない。 インスタントの麺類の類は、本当に手軽に食べられるし、懐かしい日本の味だから投稿者の気持ちはよくわかる。 元いた会社でも、海外駐在員は定期的に日本食材を買いに行く人が多かった。 やっぱり生まれ育った国のものは、そう簡単に捨てられない。 そういえば、日本食のことを「タテ飯」、その地の食のことを「ヨコ飯」と言っていた。 縦書き、横書きになぞらえて、食のことを言っていたのだ。 ネットで調べたら、ちゃんと載っていた。 きっと日本も同じようなことをやっているのだろう。 地元の食を守ろうということもあるのかもしれない。 衛生的にはおそらく問題ないとは思うのだが…。 アメリカから見て、日本は非関税障壁が多いらしいが、こういうのを、非関税障壁と言っているのか。 欧州は今中国からの輸入が増えているらしい。 そういうことも関係しているのかもしれない。 少なくとも日本ではそんなに変なものを添加しているなどということはないと思う。 少しでも早く、オーストリアでもインスタントラーメンや納豆が食べられるようになってほしいものだ。 |
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