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2021.11.19 Friday
イヌを飼うと若返る?
だいぶ前の研究結果だが、イヌを飼うと10歳近く若返るという。
特にメンタルヘルスの向上が目覚ましいという結果。 調査対象はスコットランドの地方で、79最以上の男女574名。 この中で特に精神的苦悩を受けていない人たち50人を調べると、みんなイヌを飼っていたという。 要は、社会的な関係があれば精神的に健康になれるということだと思う。 特に年を取ると頑固になりやすいから、文句を言わず(あっても話せない)、従順なイヌは話を聞いてくれるからいいのだろう。 もしイヌが言葉を話せたら、ペットにならないと大のイヌ好きが言っていた。 ネコにも飼うことによる効果はあるのだろうが、イヌほどのコミュニケーションができにくいのだろう。 ネコに人気があるのは、手がかからないということもある。 予防効果の程と「手がかかる」というのは比例関係にありそうな気がする。 手がかかるということは、世話を焼くということであり、それはコミュニケーションを伴うからだ。 イヌは散歩をさせないといけない、という運動効果もあるのだろう。 認知症の予防で唯一優位なものは運動だから、イヌと外に出て歩く、という効果は大きい。 時々チワワなどを抱っこして散歩させている高齢者を見かけるが、イヌには散歩にはならなくても、人間が運動できるのはいいことなのだ。 ペットができると、必然的に食事や排泄の仕事もできる。 人間、やることがなくなってしまうと、脳は働かずサボってしまうのだろう。 その結果、記憶が思い出せなくなったり、自分の名前も忘れてしまったりする。 それがどんどん進行してしまうと認知症になるのだと思う。 きっと器質的なものだけでなく、環境的なものもおおきいのだろう。 医学的には認知症になった人のうち、いくらかは結果的にアミロイドβがたまっているらしい。 でも、それがあるからと言って、認知症になるわけでもない。 若くして発病するものには、そういう原因もあるだろうが、日本のように超高齢化が進んで増えているのは、また別の要因もあるのだと思う。 結局孤独は脳に良くないのだ。 脳は共同生活するように作られている。 ぼくは、AIが発達して、無駄話ができるロボットができれば、だいぶ認知症が減るのではないかと思って期待している。 まだまだ難しいようだが…。 |
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