考えたこと2

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とりま
先日3回生が3人そろって話を聞きに来た。
一人はホテル志望でインターンシップも行って、頑張っている。
残りの2人はアルバイトも接客を避けて、あまり販売の仕事はやりたくないという事務志望だ。

その3人が自分たちで話している時に、「とりま」という聞き慣れない言葉を使っていた。
「とりき」は焼き鳥チェーンの鳥貴族のことだと知っていたが、「とりま」は初耳だ。
また、話の中によく出てくる。

3人に聞くと、「とりま」は「とりあえず、まあ」の略だと教えてくれた。
なるほど、それで「とりま、どうする」というように使っているのか。

ネットで調べてみると、この言葉は2020年の11月の記事で、すでに「もう古い言葉ですが」と書かれて紹介されていた。

「「とりま」をギャル語として触れていた人の中には、この言葉を古く感じる人もいるかもしれません。しかし、現在では「とりま」は若者言葉としてすっかり定着したので、使ったとしても古いものではありません。」

これはギャル語というジャンルなのだ。

でも、ギャル語発祥で、いまは若者言葉になっているという。
例文と解説を引用すると、

「とりま、テストいやだわー」
会話の途中で、話題を変える時に使います。複数人で会話をしていると、たくさんの話題が切り替わっていきますよね。女子高生の会話では、「とりま」がその切り替えの役割を担っていることが多いです。

というわけで、話題の切り替えに使われる。
この場合の「とりあえず」という言葉の意味は「それはさておき」に近いように思う。
もちろん、「とりあえず」本来の意味ではないが…。

こんなふうにして、言葉の意味も変わっていくのだろう。

彼女らは仲間うちでは「とりま」を使うが、ぼくらには使わない。
完全に身内の言葉として使っている。
お互いに理解できると思う相手にしか使わない。

SNSなどメディアが分化して、大きなコミュニティから仲間うちのコミュニティが作れるようになった。
そういう世界でだけ使う言葉が増えてきたということか。

言葉の世界が多様になるのは、それだけ密なコミュニケーションができるということだと思う。
でも、仲間の外とは分断される。

難しい問題だ。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:51 | comments(0) | trackbacks(0) |

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