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2021.10.27 Wednesday
単音カッティング
カッティングというのは、要はストロークのことなのだが、普通はジャカジャカ和音を弾く。
それを左手でミュートして、一つの音だけ出すという技がある。 和音で弾くより難しい。 なぜかというと、右手はカッティングの要領で振り切っているのだが、それを目的の弦以外は音が出ないように左手でミュートしないといけないからだ。 ミュートというのは音を出さない弦に指で触れて、弾いても音が出ないようにする、というやり方。 音が出ないといっても、弦を右手のピックで弾いたときには擦れたような音が出る。 この音もカッティングをするときには重要な音になる。 これがとても難しい。 切れのいいカッティングをするためには、ピックで振り切らないといけないし、それでいて、目的の弦以外は軽く触れるだけで音を出さない。 昨日のレッスンの時に、やり方を聞いたのだが、やっぱりプロはすごい。 先生は手が大きいから、親指をネックの裏側から回して、6弦をミュートできる。 そして、ちゃんと出す音を押さえて、残りの3本の指で見事にミュートする。 右手のカッティングは手首を脱力して、素早く振り切る。 そうすると、ジャッといういい音がする。 以前書いた弓木英梨乃がカッティングがうまい。 その動画を見ながら教えてもらった。 彼女は手が小さいのだが、フェンダーのロングスケールで親指で6弦のミュートができないから、3本の指だけで音を出す弦以外はミュートしている。 右手の手首の柔らかさは、先生も感心していた。 特に、手首を柔らかくして、下から上に上げる時のスナップのきき方がすばらしい。 身体中が固くなっているぼくにはできない。 スナップをきかせて、勢いよく、それでいて手首を柔らかくして自分の方に戻す。 これがうまくいかないと、切れのいいカッティングにならない。 それでも、アップストロークのコツを聞いて、練習した。 弓木英梨乃には到底及ばないが、少しでもあんなふうに弾けるようになりたいものだ。 彼女はどれくらい練習しているのだろう…。 ギターの手元を見ず、笑顔であのカッティングができるというのは、本当に素晴らしい。 残された時間は少ないが、どこまで近づけるかな。 |
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