考えたこと2

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同僚は大事
中途採用のノウハウで「自分に向いている仕事がわからない時の見つけ方」という記事があった。

この記事を書いた曽和氏は、エントリーシートの書き方などでも信頼のおける記事を書く人だ。

まず、「向いている仕事」の定義をする。
それは、「自分がパフォーマンスを十分に発揮して、そのプロセスや成果に満足ができる仕事」。
これは、今まで「その仕事に求められる能力」が自分の能力に見合っているか、特徴が自分の志向と一致しているか、で語られてきたとのこと。

たしかに、そういう文脈でしか今までは聞いていなかった。
でも、昨今は「一緒に働く人との相性」が仕事のパフォーマンスに大きく影響している、ということがグローバル企業で注目されるようになったとのこと。
なるほど、自分の経験を振り返っても、それはそのとおり。

ぼくはタイヤの技術を25年やったが、もともと自分の志向などなかった。
幸い、一緒に働く人たちにはすごく恵まれたと思う。
その人たちを通じて、仕事をやる気も出たし、興味も持てたというのが実際のところ。

トムソーヤの話にある、彼がわざと楽しそうに板塀のペンキを塗っていると、友だちが「ぼくもやらせてくれ」と寄ってきて、結局はトムはほとんど仕事をやらずに済んだという話があるが、これは本当だと思う。
その仕事をやっている仲間が、やりがいを感じてやっていると、自分もそれをやりたくなるのだ。

日本企業の人事関係者も、一緒に働く人との相性が、従業員本人の能力を発揮できるかどうかに関わる大きな要素だと認識し始めているとのこと。

経験的に、仕事を変わる時のネガティブな側面の動機は、圧倒的に職場の人間関係が多いと思う。
やれ収入がとか、やれ将来性がとかいうが、よくよく聞いてみるとその裏に人間関係が隠れていることはしょっちゅうだ。

特に、高度な専門性を求められる職種以外は、性格や特性の影響は大きいと認識されているというから、事務の仕事などでは「一緒に働く人としてふさわしいか」、ということが採用時に判断されるのだと思う。
能力が著しく低かったり、コンプライアンスの意識が合わなかったりする場合は別だが、新卒に関しては「一緒に働けるか」という点が、人事が配属後のトラブルをなくすためにも必要なのだ。

その観点からも、新卒のエントリーシートには自分の回りの人との関わりがわかるようなエピソードを書くことが望まれる。
その情報がないと、判断できないからだ。

結局、働く人にやりがいを持って働いてもらうためには、「一緒に働く人との相性」が重要。

それは真実だと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:15 | comments(0) | trackbacks(0) |

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