考えたこと2

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天然ガスの高騰
イギリスはこの1ヶ月半だけで7割も天然ガスの値段が上がったという記事
今年の初めから9月の半ばまでなら、250%も上がっているという。
品薄でガスが足りない。

大きな原因はアジアでの天然ガスの需要が急増したこと。
中国はオーストラリアからの石炭輸入を減らし、天然ガスを買っている。
また、多くの国がCO2削減で石炭を天然ガスに代替えしており、世界中で天然ガスが足りない。
そういうこともあり、いったん反故にした原発の新設計画を出している。

肥料会社は天然ガスからアンモニアを作っていたが、それも中止された。
その副産物のCO2は、肉などの真空詰めに使われたり、ミネラルウォーターの製造や、医療品にも必要とされるらしい。
そのせいで手術のキャンセルも出ているという。

ドイツではインフレが起こっていて、主にエネルギーコストの値上がりが原因だという。
そのため、ガスフレーションという言葉もできた。
もちろん、脱炭素でガソリンやで軽油は2割ほど値上がりしている。

環境保護派である「緑の党」は1日も早くガソリン車、ディーゼル車をなくすために炭素税をもっと高くするべきだと言っているらしい。
ドイツでは緑の党が人気で、次期政権では与党入りが確実視とのこと。

ヨーロッパの脱炭素に対する態度は、ある種の宗教のように見える。
あのEU離脱をしたボリス・ジョンソンでさえ、イギリスで物価が高くなっても脱炭素からは離れない。

CO2を目の敵にするのなら、動物はみんな生きられない。
植物でさえ、光合成をするからCO2を吸収しているので、呼吸ではCO2を出しているのだ。

将来はヴィーガン(菜食主義)になりたいという学生に、なぜかと聞いたら、牛のゲップのメタンガスの温室効果が高く、食用の牛を減らすためだという。
それを称賛すべきなのか…。

どこまで国民がついていくのだろう。
電気代が上がり、ガス代が上がり、いろんなものの値段が上がり、経済成長を阻害する。

経済成長が全てだとは言わないが、脱炭素を突き詰めると、人類を減らさないといけなくなるのではないか。
少なくとも日本の排出しているCO2は世界の3%。

省エネの技術を輸出するだけで、当面は十分なのではないかと本気で思う。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) |

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