考えたこと2

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学生運動の残党
日本の学生運動と言われるものは1968年から70年に最も盛り上がった。
ぼくはその頃小学校から中学に入る時代。
1969年は東大紛争で入試がなかった年。

当時はインテリほど安保反対とか、天皇制反対とか、今で言う左翼だった。
マルクスという思想家がその代名詞。
どれだけの人が本当にマルクスの本を読んでいたのかわからないが、その名前はいろんなところで聞いた。

その当時、本気で日本はソビエト連邦や中華人民共和国のような社会主義を選ぼうとか、革命を起こそうとか、考えていた人もたくさんいたと思う。
中学や高校の先生で、もろにそういう思想の人もいた。
中学の社会の先生は、爆弾をバカスカ落としたアメリカを一方的に避難していたし、高校の先生はソ連の選挙は共産党一人だけの候補に投票するから素晴らしいと言っていた。

だから、ぼくのようなノンポリでも、やっぱり左翼が正しいと思っていた。
チャーチルが言ったという、「20歳の時にリベラルでないのなら情熱が足りない。40歳のときに保守主義者でないのなら、思慮が足りない」という言葉は正しいと思う。
先生は思慮が足りなかったかもしれないが…。

ぼくは社会人になって、山本七平や岸田秀、山本夏彦、渡部昇一などを読んでリベラルは卒業した。
そして、本当の近代史をわからないとダメだと思った。
戦後処理で連合国がやった東京裁判はやっぱりオカシイ。
だからといって、社会主義を礼賛するのはもっとオカシイ。
その流れで、今の野党みたいになんでも反対、というのはやっぱりオカシイと思う。

未だに学生運動の残党が高齢者にたくさんいる。
その人たちしか新聞を読まないし、テレビも見ないから、マスコミも学生運動みたいになる。
今の新聞やマスコミを見ていると、昔の社会党のようだ。
なんでも反対、と言っていたら票が集まった時代。
観念論ばかりで、うまくいかないのは当たり前だ。
現政権を批判するだけがマスコミの役割だと思っているのだろう。
マスコミのレベルも下がったと思う。

憲法改正はダメとか、原発はダメとかいうのも、その流れから来ているのだろう。
今のSDGs礼賛派も同じようなものだと思う。
現実から遊離しているように思えてならない。

あと10年もすれば、だいぶマシになる。

そこからが、本当の日本の戦後が始まるのだ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:43 | comments(0) | - |

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