考えたこと2

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教員に欠けているもの
久しぶりにいつもの中沢さんの記事
元小学校の教員をやっておられた方だ。
石井志昴という人が書いた「「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること」という本を読んでの論考。

ぼくもびっくりしたが、チャイルドラインという、子どものための電話相談の相談内容のトップが「雑談をしたい」だという。
知らない人と雑談しても仕方ないというか、知らない人とは雑談できないというのがぼくの常識。
雑談は知り合いとするものだろう。
それほどチャイルドラインに電話してくる子どもたちは、知り合いがいないということか。

中沢氏はそういう時、教員はアドバイスも含め、自分の意見や知識を語ってしまう、ということだ。
でも、そういうことをすることが、関係を壊すということになる。

ぼくが尊敬している若新先生も、自治体の街づくりに女子高生を集めてJK課を作ったときに、職員の人たちに対して指導をしないでほしい、と伝えたという。
指導をしてしまうと、オトナと生徒という上下関係になってしまって、もう彼女らは自分たちの仲間だと思わない、ということだった。
我慢して指導をしなかった職員は、彼女らから仲間だと認められたというエピソードも話していた。
そういうことなんだろう。

いったん、彼女らからオトナだと思われると、雑談はされないのだろう。
そこが問題なのだ。

そして中沢氏はこう書く。

「つまり、きょうび多くの教員に圧倒的に足りてないのは「聞く力」なのだ。」

ぼくもそう思う。
それを繰り返すと、生徒との信頼関係がなくなるらしい。

キャリアの話をしていても、自分のことを話したくなることはある。
時にはそうしてしまうが、まずは受け入れることが必要だ。
「ふーん、そうなん」という相槌。

教員を経験した中沢氏の言うことは本当だとぼくは思う。
彼は「学校にできることはまだある」と言っている。
ぼくも、もっと民間企業で社会人経験をした人たちに門戸を開くべきだと思う。

その人たちを「聞く力」で選別すればいいのだ。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) |

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