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2021.08.14 Saturday
世帯数
去年の国勢調査の結果が一部出た。
東洋経済の記事では、人口は減っても世帯数が増えている、という結果が出ていた。 少子高齢化社会は多死社会でもあるので、人口は減っている。 去年はコロナ対策で超過死亡が予測よりも減少したが、トレンドは変わらない。 生まれる人は少なく、死ぬ人は多いのだ。 記事によると人口は87万人減だが、227万世帯増えたという結果。 東京では55万人の人口増で、52万世帯が増えているらしい。 ほぼ一人一世帯が増えたということだ。 これを「ソロ社会化」と言っている。 一人世帯は20代と60代が増えている。 それはそうだろう。 20代は社会人として独立する年齢だし、60代というのは配偶者の死別世帯で、まだまだ元気だから一人で暮らせるという年齢。 若い世代の方は都市部で、高齢の方は地方で増える。 よくできていると思う。 首都圏の一都三件では80万人の人口増。 一方で、秋田、岩手、青森は人口減少のワースト3になっている。 このワースト3県は2015年〜19年の累積死亡率も出生率もワースト3ということだ。 県知事は有効な対策を打てないのだろうか。 もうすぐ、年間150万人以上の死者が50年間継続する、という状況になるとのこと。 どんどん消費が減って、成長率は落ちる。 衰退するのは仕方ないが、豊かだからこそ福祉ができるのだから、低成長でいいと諦めるのは間違いだと思う。 うちの息子達も東京で働いている。 やはり雇用があるというのは人口増加(転入)の大きい要因だ。 結局、もっと既得権や規制をなくして、新しい産業ができるような社会を作らないとダメだろう。 若い人たちがアイデアを出して、試せるような社会。 そのためにはもっと雇用の流動性を高めないといけない。 失敗しても、やり直せるという社会だ。 やはり、終身雇用というのは、ネックになっていると思う。 高度成長時代とともにその役割は終わったのだ。 |
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