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2021.07.24 Saturday
テレビ離れ
オリンピックのスポンサーにCM自粛の動きがあるという。
トヨタはスポンサーを降りて「メディアで情報発信する」とコメント。 例の「トヨタイムズ」だろう。 テレビのCMに金をかけるよりも、自社で安く作ってネットで流すほうが効果も大きい。 特に今回は、ワイドショーが恐怖を煽る世論を作り出したのだから、仕方ない。 これを機に、各社テレビのCMを見直すのではないか。 最近大学生たちはほんとにテレビを見ない。 テレビを全く見ないという学生に、どうやって情報を得ているのか?と聞いたら、ヤフーニュースで面白そうな見出しのものをタッチして内容を確認する、という。 ヤフーニュースは玉石混交だから、ちょっと偏るかもしれないが、そういう層が広がっているのだ。 ぼくもグーグルニュースで自分の興味のあるジャンルのニュースはチェックしている。 と言っても、楽器に関するものやクルマに関するものなどが多い。 そういうふうにバイアスをかけていると、いつの間にかそれらのニュースしか世の中にないと思ってしまうかもしれないなあ。 まあ、就活の間はYoutubeで今日のニュースのまとめなどのチャンネルを見てほしい、と伝えた。 全くテレビなど見る気もしないという学生には、Youtubeがいい。 見ると、1日10分以下のコンテンツ。 これを見ればとりあえず世間のことはわかるだろう。 冬の直前口座に向けて、どのチャンネルがいいかチェックしないといけない。 フェイクニュースが拡散するのも、ニュースが広告のためのコンテンツになっているからだろう。 自分が見たいと思うニュースを作り出している。 事実よりも、興味を引く面白さが必要なのだ。 似たようなニュースがあったときに、どちらを選ぶかというハナシ。 見たい、と思うニュースは見出しを脚色したりしている。 それに対抗するために、テレビのニュースもフェイクになる。 ちゃんと統計的な数字に基づいて、「まともな専門家」の意見を使わずに、恐怖を煽る「テレビ向きの専門家」を使うのだろう。 まあ、その結果が今回のスポンサー離れ。 自業自得と言っていい。 これで余計にテレビのフェイクが増えるような気がする。 これからの世の中、どのメディアを信じ、誰を信じ、自分の立ち位置をどうするか、決めるのが難しくなっていく。 だからこそ、メディアリテラシーは大事になる。 |
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