考えたこと2

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苦学生
時々、就活だけでなく進路の相談もあるのだが、経済的にしんどい学生も多い。
法律の勉強がしたくて、国公立の法学部を目指していた学生。
進学塾もたくさんあるのだが、お金がかかるのも事実。
昔はそういう人も多かったが、昨今は珍しい。
全くの自力で勉強したという。

残念ながら、後ちょっとのところで落ちてしまい、もう就職の道を選ぼうと考えたらしい。
それでも、高校の進路の先生が、せっかく勉強もできるのにもったいない、と親を説得してくれた。
やはり経済的な問題もあったのだろう。
短期大学に進学したのがこの4月。

短期大学で学んでみると、やっぱりもっと勉強したくなったということで、相談に来た。
家庭の事情で、奨学金も借りている。
短期大学の1年生は、今や入学直後から就活になる。
授業が忙しいのだが、インターンにも行ければ行こうという感じだ。

その学生は、編入のことも聞きに来た。
そこは教務の担当なので、そちらで聞いてほしいと言ったが、おそらく法律系の学部に編入するのは大変だろうと伝えた。
どれだけの単位が認められるかわからないからだ。
編入できても、3回生の授業と同時に1,2回生の単位も取らないといけなくなる。

それと、法律を学ぶのは大学でなければならない、というわけでもないことも説明した。
司法書士や行政書士、弁護士などは法学部卒でないと受けられないというものでもなく、誰でも受験できる。
だから、働きながら専門学校に行くとか、今なら通信でという手もある。
言いたかったのは、法律を勉強するという夢は諦めなくてもいいということだ。

しかし、厳然として経済的な問題は残る。
親はどうしても就職して欲しいという感じで、説得はやってみるとのこと。
そこはぼくらはどうしようもない。

でも、大学に在籍しながら何の目的もなく、アルバイト三昧で遊び回っている人もいるのだ。

自己紹介書の下書きのワープロを見せてもらったが、しっかりと書いており、文章力もありそうだ。

人を羨むという気持ちにもなったりしただろうと思う。
この歳になると、こんな健気な学生を見ると、本当に何とかしてやりたいと思う。

また来ると言って帰ったが、もう一度話をしたい学生になった。



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