考えたこと2

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b9という音
b9という音は、和音の元になっているルートの音の半音上の音。
ただし、1オクターブ離れている。

通常は7thコードの上に音を重ねていくことになるから、C7b9なら、ドがルートの音でドミソに7thであるシのフラットを乗せて、その上にレのフラットを追加することになる。
ルート音の半音上の音が和音に重ねられるというのは、何となく納得がいかない。
どう考えても不協和音になると思うのだが、これが実際に重ねてみると、何ともいえない切ない響きになる。

ピアノで鍵盤の隣の音を一緒に弾くと、和音というより雑音になると思う。
不協和音というやつだ。
経過音としてはいいけど、和音としては成り立たない。
しかし、これがオクターブ離れて弾くと、それほど不協和音に聞こえないから不思議だ。

ギターという楽器は弦が6本しかないから、一度に鳴らせる音はどう頑張っても、6つまでになる。
昔は鳴らす音は多ければ多いほどいいのだ、と思っていたが、そうでもない。
和音のそれぞれの音には価値があって、3度と7度の音は価値が高いと言われている。
3度はその和音がメジャーか、マイナーかを決める音だし、通常の7thとメジャー7thではかなり響きが違う。
つまり和音感を決める音なのだ。

だから、和音を感じるためには5度を飛ばして、3度と7度を弾くといいという。
実際、5度の音(ドミソでいうとソの音)は飛ばすことが多い。
やむを得ず飛ばす場合もあるし、積極的に飛ばす場合もある。
音の数が多いと、アンサンブルのジャマになるという場合は、3度、7度を弾くのが鉄則らしい。

それに加えるとすると、切ない響きのb9になる。
これがジャズではよく使われる音。
ポップスを聞いていても、なんかジャズっぽいなあと思う時は、このb9の音が使われてたりする。

このあたりはロックとだいぶ違う。
ロックで多用されるパワーコードは、逆にルートと5度だけの音で、メジャーかマイナーかよくわからない感じになる。

b9の音を意識して、上手に使わないといけない。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0) |

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