考えたこと2

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みずほ銀行
みずほ銀行のシステムトラブルはなかなか終わらない。
2月28日に全国のATMの8割が止まり、キャッシュカードなどが出てこなかった。
3月3日には一部のATMでトラブルがあり、今日また海外送金が送れるというトラブルが発生だ。

みずほ銀行というと、第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行が合併した、メガバンクの一つ。
金融業界でも優秀な人材が集まっているはず。
そういう銀行が、以前のトラブルに続いてまたトラブル。
さらに、それが1回では収まらず、何日も続いているという異常事態。

普通なら、そんな銀行信用できない、とみんなが預金をおろしに行ってもいいレベルだろう。
それが起こらないということは、日本人はよほどお人好しということだ。
大きいから、大丈夫などと思っている。

このへんが、この国のITリテラシーが低いということを表している。
銀行のコンピューターシステムというのは、業務の根幹であり、それが信用おけないという事態は本当にゆゆしい状況だ。
それをマスコミが言わないのは、言えば本当にそうなるから、防いでいるのかもしれない。
銀行の信用創造はの機能は、文字通り「信用」があってこそ、成り立つのだ。

ITリテラシーがある、ということは会社で出世することと関係がない、というのが悲しいかなこの国の大企業の状況だ。
社内政治に長け、財務省とのパイプも持ち、誰がどの年次でいつ頃誰を変えるか…、のようなことが大事なのだろう。
それがみずほ銀行がトラブルを続けている根本原因だと思う。

コンピューターの基礎知識や、何ができて何ができないかを知っていることは経営者の必須条件だと思う。

もう20年ほど前になるが、図面のシステムをやる時に、京都の会社がすでにそのシステムを入れていたので、見学に行った。
その時に、見学の対応をしてくれた人に記憶容量の事を聞いた。
そしたら、「記憶装置は数年でどんどん安くなって、大きいのができるので、今は当座の分だけ持っておいたらいいだろう、と役員が言ったので、そうしました」という返事。

正直、びっくりした。
役員レベルで、そういうことが言える人がいるのは、大したものだ。
その会社は日本電産だったと思う。

やっぱりITリテラシーがある役員がいる会社は、すごい会社なのだ。

残念ながら、みずほ銀行はダメ銀行だろう。


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