考えたこと2

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水素のエネルギー収支
水素社会を作るというのは、難しい。
いったんできた水素を使うのは、たしかにCO2を出さないから、クリーンだが…。

今の時点なら、エネルギー収支が大幅なマイナスだったり、水素を作るために化石燃料を使うのなら、火力発電と変わらない仕組みだからだ。

水素を作る方法として、簡単な方法は水を電気分解して作るという方法。
水を電気分解する時の転換効率というものは、100の電気を使って水素を作って、それを燃料電池にして使うとすると、約30になってしまって、作るために使った電気の7割が無駄になる。
これはクリーンかもしれないが、エネルギーの無駄遣いでもある。
再生可能エネルギーを使って、電気分解しようとすると、ほしい電力の3倍の発電が必要となり、現実的ではないだろう。

石油などから水素を作る方法も検討されており、これは転換効率は高いものの、製造段階でCO2が出る。
そのCO2は地中に埋める。
この地中に埋める技術は開発途上であり、今の所はコストも膨大だろう。

最終的なエネルギー形態は電気エネルギーになるのはほぼ確定だろう。
となると、結局電気をためておく電池の進歩がなければ、今の発電の形態を続けるしかない。

これだけSDGsとかESG投資というのなら、原子力を使うしかないのだ。

なぜ原子力発電に前向きに取り組まないのだろうか。
福島の事故を反省して、そうならないために取り組まないといけないのに、10年間ほったらかしだ。

まだ原子力発電の技術が残っている間に、やるべきだと思う。
それと並行して再エネをやればいいのだ。

現実的な解は、原子力でできた電気を使うこと。
これがまずやるべきことだと思う。



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