考えたこと2

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新型レボーグ
こないだ最新型のレボーグに乗せてもらった。
アイサイトの最新版で、ステレオカメラだけでなくレーダーもついている。
車のセンシングもここまで来たか、という感じ。

渋滞の追尾モードもついていて、渋滞になったらハンドルから手を離してもOKだ。
運転者の顔をモニターしていて、居眠りやよそ見は注意される。
速度が高い時は、クルーズをオンにすると自動で追尾し、自動で速度維持のための車線変更もできる。
ミラーの内側のオレンジのランプが点灯すると、後方に車がいて、車線変更は危険ということを知らせる。
後方レーダーで死角もモニターしているらしい。
緊急時には、勝手に左に寄せてハザードを出して駐車するところまでやるらしい。

ダッシュボードの中央に13インチほどのモニターが付いていて、今の車は半導体がなければ作れない、ということがよくわかる。
ナビ兼その他の操作を確認するためのモニターになる。

これが370万円程度で買えるらしい。
夢のような車だと思った。

一番初めに乗った車、N360の事を思うと、本当に隔世の感がある。
あの頃の車には動くために必要な電子部品はなかったと思う。
空気を吸い込んでキャブレターで燃料と混合し、燃焼室で爆発させてピストンを動かし、その上下運動を回転運動に変えて、ドライブシャフトを回し、トランスミッションを介して、デファレンシャルギアからタイヤを回す。
それらを全部機械的にやっていたと思う。

乗せてもらったレボーグはガソリンエンジンだったから、モータの制御等は関係ないが、今の車は電子制御が多く、走るコンピューターのようになっている。
混合気のコントロールは早くから電子制御化された。
EFIという仕組みで、ここについているCPUのパラメーターをいじれば、簡単に馬力を上げることができた。

自動運転になっていくと、カメラやレーダーの情報でアクセル開度、ブレーキ、ステアリングまで制御しないといけない。
モーターが100個入っている、というのもあながち嘘ではない。
それだけ、産業が集積していないと、車が作れないのだ。
自動車産業の裾野は本当に広がっている。

日本の強みである、数万点以上の部品を組み上げ、信頼性の高い製品を作る、ということができている。
新型レボーグを見て、本当にそう思った。

この日本の強みが、いつまで続くのか。
エンジンがいつまで使われるのだろうか。

この10年ほどが勝負かもしれないなあ。


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