考えたこと2

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マブチモーターのグローバル化
マブチモーターといえば、昭和30年代後半から40年代にプラモデルを作っていた人なら、たいがい知っていると思う。
小型の直流モーターを作る会社で、動くプラモデルは当時はたいがい単3電池(単四などなかった)で、マブチモーターを使っていた。

鉄人28号のようなロボットは、モーターの回転運動をクランクで前後の往復運動に変えて足を動かす、という仕組みだった。
ああいうものを作った体験が、電気エネルギーや機械的な運動変換の仕組みを理解する基になっていたのだと思う。
そういうものが、SFや科学への興味を刺激して、ぼくは理系を選んだ。

そのマブチモーターだが、今や小型直流モーターではすごい会社になっている。
車に入っている電子ロックや電動ドアミラーなど、シェアは世界一らしい。
それをなんと70年代や80年代から続けている。
すごい会社だ。

現代はモーターが普通の車で50個〜100個、高級車では100個以上入っているとのこと。
車はモダンになって、電動化が進み、エンジン車でも内部の稼働する部分はモーターに置き換えられている。
なんでもスイッチ一つで動くのだ。
そういえば、手回しで開けるウィンドウなど、少なくなった。
窓も、シートも、ミラーも、ロックも電動だ。
今や軽自動車でもパワーウィンドウがつく時代。

マブチモーターもともとは教材用のモーターを作っていた会社。
プラモデルは当時の子供の理科教材という面もあったのだろう。
子供のころに作ったプラモデルで知ったマブチモーターだが、その次は子供を通じて知ったミニ四駆だった。
すごい回転数で回るのに驚いた。
時代の進歩を感じたものだ。
さらに、速く回転させるために、ならし運転をするなど、いろんなテクニックを知った。

もっとびっくりしたのは、グローバル化だ。
マブチモーターは研究、開発のみ日本でやっている。
作るのは中国、ベトナムなどのアジアの国々。
当然、自動車部品だから、欧州、アメリカにも拠点がある。

従業員は21477名いて、そのうち日本は851名。
すごいグローバル企業だ。

約2万人を海外で雇用している。
それだけ、日本の製造業から雇用が減ったということでもある。

日本における製造業はどうなっていくのだろうか。



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