考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
コードがわかる
ギターを弾いて、なんとなくコードがわかるようになったのは、4年ほど経った頃だったと思う。
この、コードがわかるというのは、曲が鳴っているときに、バックのコードが何となくわかる、という意味だ。

ギターというのは、伴奏楽器として、和音を鳴らすのが一番簡単な使い方。
だいたいギターを弾く人はコードから入る。
コードを学ぶのなら、ギターが一番いいと思うくらいだ(他の楽器は習ったことはないのだが…)。

ぼくがギターを始めたのは中学2年の時だから、1970年。
当時は洋楽がメインで、キャロルキングやビートルズ、サイモンとガーファンクルなどをよく聞いた。
だいたい当時のポップスは1625という王道のコード進行が多かった。
1625とは、キーがCの時、C-Am-Dm7-G7という感じ。
これを何となく耳で覚えてしまったと思う。
もちろん、絶対音感はないので、キーがどれかはわからないが、相対的にコードが変わっている度数はわかるということだ。

そうしているうちに、251というコードの動きの特徴に気がついた。
当時は251という数字でわかったのではないが、キーがCの時にDm7/G7-Cという動きだ。
キャロルキングやビートルズの曲では、普通ならG7からCに戻るところのG7がDm7/G7というように、2つに分かれていることが多い。
これがモダンな感じを出していた。
これをツーファイブというのはずっと後になって知った。

高校のころは、受験勉強をしながらでもギターは弾いていた。
この頃にいろんなコード進行を弾いて、大体のところを覚えたのだろう。
手当り次第、弾きまくっていたのは大きいと思う。
ぼくは前にも書いたが、1曲を完璧に仕上げる派ではなく、いい加減でもそこそこ弾けたらいい派だったから、曲の量は多かった。
その蓄積が効いたのかもしれない。

というわけで、普通のドレミファソラシドのコードなら、だいたい聞いたらわかる。
初めて聞いた曲でも、なんとなくわかるのだ。
歌ものなら、初めて聞いた曲でも、2コーラス目からは簡単な伴奏だけならできる。

今週のレッスンの時に先生に聞いたら、先生も同じような事を言っていた。
もちろん、数段上だが、昔はいい加減にでも弾けたらいい派だったらしい。

そんなわけで、今はジャズのアドリブを練習しているのだが、コードがわかるのは大きい。
そのコードの音をたどっていけるからだ。
いい加減でも弾けたらいい派にも、いいことはある。

でも、弊害もある。
音楽を聞いても、自然に和音を追いかけて、メロディーが覚えられないのだ。
失ったものもあるということだ。

やはり凡才だということか…。

| | 考えたこと | 23:09 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/238418
トラックバック