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2021.03.19 Friday
STEM教育
これからの時代、IT教育は大事。
NewsWeekの記事があった。 STEMという造語、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Math(数学)の頭文字を取った言葉。 これらの教育を、アメリカは国家戦略としているらしい。 これが日本は最低レベルだという。 確かに今のIT人材の状況を見ているとそう思う。 日本はそういう人材が足りない。 セキュリティなど最たるもの。 こないだ書いたとおりだ。 そういえば、昨日近大が情報学部を新設という全面広告が日経に出ていた。 小中学校の教科で言えば、理科と算数、数学がそれらにあたる。 ぼくはそれらの教育がうまくいかないのは、コンピューターなどの機器を使わずに勉強していることばかりとは思わない。 逆に使えばそれらのリテラシーが上がると思うのなら、スマホを使っている小学生がたくさんいるのに、彼らのリテラシーが上がっているのか確かめるべきだ。 記事にあるようにジェンダーバランスだとも思わない。 あるにしても、そんなに大きな影響はないと思っている。 何より、教師の資質だと思う。 教師が科学を信じ、科学的に考え、技術や工学を信頼し、良きものだと考え、数学を理解していれば、今のままでももっと良くなると思える。 教員の養成課程を変えないと、カリキュラムをいくらいじっても、そんなに変わらないと思う。 文科省の間違いは、教育の本質は教員だということをわかっていないことだ。 いや、本当はわかっているのかもしれないが、それを言い出すとややこしいから、だまっているのかもしれない。 ぼくは10年間大学で勤めて、それがわかった。 何年もやっている人たちがわからないはずがない。 同じ教員だから、言えないのかもしれない。 学校は教員で閉じた世界だ。 だから、北須磨小学校のような問題が起きる。 あんなのは氷山の一角だと思う。 少なくとも民間ではあんな子どもじみたバカなことはやらない。 学校は閉じた世界だから、そんなこともわからないのだろう。 だから、教員になる道筋を複線化するのが一番はやいと思う。 30歳や40歳で小学校や中学校の教員になれるような枠を作ればすむ。 簡単だ。 何十年も変わらない教員採用試験はもう意味が薄れている。 それがSTEM教育をする前に、まずやることだろう。 |
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