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2021.03.09 Tuesday
さよならクラウン
知らなかったが、クラウンが生産中止になる。
クラウンというと、レクサスができるまではトヨタの最高級車。 吉永小百合が宣伝に出ていて、有名な「いつかはクラウン」というコピーもあった。 ぼくは全くクラウンには思い入れはないが、今の70歳代くらいの人たちの中にはそういうファンもいただろう。 逆に言うと、ファンが70代以上になって、もう買えなくなったから生産中止になったとも言える。 まあ、レクサス(初代はセルシオ)が発売されて、その時点でクラウンの使命は終わっていたとも言えるのだが、やっぱりクラウンは長い間日本のセダンの代表だった。 昔のクラウンはラダーフレームというシャシーの上に、ボディがのっており、とにかくしっかりしていた。 世の中の主流が、シャシーとボディの一体型のモノコック構造というのになっても、クラウンは簡単には採用しなかった。 圧倒的に振動や騒音には強かった。 しかし、コスト圧力やモノコックの性能も上がってきて、いつしかモノコックになった。 遮音材等をだいぶ使って、音の対策はしたのだろう。 やっぱりクラウン、という高級感はあったなあ。 それでも、当時30代から40代のぼくらにはオジサンの車という感じだった。 アスリートというようなスポーツモデルも出て、若者向けというのもアピールしていたが…。 そのうち、初代のセルシオが発売されて、クラウンは一気に色あせてしまった。 ドイツ車対抗ということでできた車。 ぼくも付き合って、本当にえらい目にあった。 最近はハイブリッドも出て、まだまだ続くのかと思っていたが、やっぱり無理だった。 平成の終わりともに去っていく。 そういえば、コロナマーク2と言っていたマーク2もいつしかマークXになって、消えていった。 一時はマーク2、チェイサー、クレスタと3兄弟を誇っていた。 懐かしい。 どんどん昭和は遠くなる。 そのうちチャチな電動車ばかりが走り回る時代が来るのだろうか…。 幸いぼくはその時代は見ないですむと思うけど。 |
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