考えたこと2

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教員の質向上
中教審がICT(情報通信機器)を活用した学校教育を巡って、教員の指導力を向上するための制度改正などの答申をまとめたとのこと。

ようやく、教職課程に情報機器の活用法を学ぶ科目を新設し、現職の教員への研修を充実させるなどの対策が入った。
ぼくは今の義務教育は崩壊状態だと思っている。
それは何より教科をいじくり回し、基礎教育をおろそかにした上に、英語やプログラミングを追加しているにも関わらず、教職課程を全く変えずにやり過ごそうとした文科省の責任だ。
教員になる人材のことを真剣に考えず、省益を考えて人数ばかり増やそうとしたツケなのだ。
そこには教育学者たちの怠慢も含まれると思う。
結局、自分たちの仕事を続けるために、学生の質を落とし続けてきたのは事実。

また、遅ればせながら今の教員の能力不足を補うために、理科、算数、英語などで教科担任制を5.6年生に22年から導入するという。
理科と算数、英語が例に上がっているのは、今の初等教育課程修了者たちの能力が低いからだ。

小学校の先生になるためには初等教育課程を修めねばならず、その学部は文系に属している。
文系の教育学部で数学、理科(物理、化学、生物)を入試で必須にしているところはないと思う。
つまり、数学と理科を捨てても入学できるということだ。
さらに、これは一般入試の話で、今は推薦やAOで実質的にほとんど無試験で入る人たちが半分もいるのだから、教員の資質が担保されるとはとても言えない。

そんな状態を30年近く放置して、教員の質の向上などちゃんちゃらおかしいと思う。

でも、そんなことは言っていられない。
教科担当にはぜひ教職課程を修めていない人、民間企業経験者などを雇うべきだ。

学校のデジタル化はひどいものだ。
せっかくIT機材を買っても、使えないから放置されている。
IT機材というのは、時間を買うようなものでどんどん陳腐化していく。
そんなところに買うのは無駄なのに、教育委員会もバカばかり。

言葉は悪くなったが、本当にそうなのだから仕方がない…。






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