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2020.12.18 Friday
AWS
アマゾンというと通販という感じだが、実はウェブサービスの会社でもある。
AWS(Amazon Web Services)というサービスをやっていて、クラウド関係などには強い。 IaaS(Infrastracture as a Service)、サービスとしてのインフラ、という分野ではトップの会社になった。 そのAWSだが、今回製造業向けの機械学習(AIの学び方)のサービスを発表したらしい。 元製造業のぼくにとっては興味津々だ。 AWSの担当者が製造業の顧客から聞いているのは、故障予測や欠陥検出などの対応。 そのために、今回デバイスとして「Amazon monitron」という装置を作った。 これは熱と振動をモニターする装置。 Bluetoothでスマホと通信して使う。 モノには固有振動数というのがあって、必ず振動をしている。 調子が悪くなると、その振動が微妙に変化する。 それをAIが学習して、ちょっと調子が悪い、というようなことを判断するためにAmazon monitronを使うのだろうと思う。 それが製造ラインなら、製造ラインの機械にデバイスを取り付ける。 何らかの不良品が流れてきたら、製造ラインの機械がいつもと違う振動をして、不良品を発見できるというようなこともある。 もちろん、機械自体の故障もある。 また動きが悪くなると、機械の発する熱が変わったりする。 それを検出して、調子を判断することもアリだ。 アマゾンという会社、本当にいろんなことに手を出して、成功している。 ネットで本を売っていたと思ったら、品数が増え、何でも売り出して小売業になり、そこで使っているIT技術を外販していたと思ったら、さらに進んで今や立派なITインフラの企業だ。 GAFAの中では一番目立たない存在だと思うが、意外と影に隠れて頑張っている。 次はどんな商品を出してくるのだろう。 |
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