考えたこと2

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長く働く
前に「70歳を超えても働く」というのを書いたが、アメリカにもそういう記事があった。

早期リタイア・定年退職をしないほうがいい理由」という記事。

理由は4つ。

1. 早々に退屈と孤独がやってくる
2. リアルな経済的な問題
3. 職場での高齢との戦い
4. 誇りと意義の感覚を蘇らせる

1はもっともなこと。
日本でも同じだ。
これが一番しんどいと思う。
人とつながれる、というのは仕事をするということの副次的なメリットだ。

2は日本よりもアメリカのほう制度的には厳しい。
ただ、金融の商品や知識は進んでいるように思う。
どこの国でも長寿化しており、それに伴って長く働かないといけないのだ。

3は仕事を続けた場合のこと。
もちろん、アメリカだから年功序列ではない。
年をとっているからと言って立場が上にはならない。
そういう状態で、「周囲に対して、信頼できて仕事もできる年配の同僚という輝かしい見本となれる」ことは重要な視点。
それは長く働く上で、やはり必要になる。
逆にそうでなければ雇ってもらえないという、日本より厳しい状況だろう。

4は「やりがい」につながるもの。
人生が長くなって、死ぬまでの時間が長くなった。
それで、仕事がない時間がどんどん増えている。
誇りや意義、などというものを持てるのはやはり仕事を通じての場合が多い。
それらをなくして生きていくのはしんどいのだろう。

アメリカ人はどちらかというと、豊かなリタイアを夢見て仕事人生を送ると思っていたが、社会が分断され、やりがいを見つけないと苦しくなっているのだろう。
経済的にも、苦しい人が増えた。
だから、優雅な老後などというものは減っているのだ。

何処も同じ高齢化社会。
人類が有史以来初めて向かっている現実。

日本はどういうわけか、そのトップランナーだ。

その割には無策だとおもう。



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