考えたこと2

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古い価値観
こないだウーバーイーツのことを書いたが、こういう個人が主体になってやるビジネスの仕組みが日本ではなかなか根付かないのはなぜなのか。
ウーバー自体もそうだ。
「配車サービス」がウーバーの役割で、実際に動くのは個人。
車があって、時間があって、スマホとクレジットカードさえあれば誰でもできる。

日本では特に都市部でタクシー業界が反発している。
タクシーのサービスがあるからウーバーは要らないという理由だ。
それに国交省も乗ったカタチ。
役所の既得権もあるのだろう。
業界、役所も含めて、既得権益を守ろうとしている。

それを崩すと言ったのが、結果的には放たれなかったアベノミクスの第三の矢。
規制緩和というやつだ。
菅氏が新聞で「大幅な規制緩和」と書いていたが、それに期待する。
一番やらないといけないことが、できないというのが日本の政治。
行政や役所が強いことが災いしている。

ウーバーに関しては「白タク」禁止が根拠として使われた。
もちろん、白タク禁止の法律ができた時には、それなりの理由があった。
でもウーバーのような仕組みができたら、そういう法律は変えていかないといけない。
この役所が一旦作った法律は変えないというのが古い価値観。
役所は間違えない、という思い込みがあって、一旦出来たものを変えることには抵抗がある。
作った人の顔を立てる、というようなこともあるのだろう。

日本の役所は海外に比べると優秀だというのは本当かもしれないが、法律に付随する政令などで隠れた規制がたくさんある。
今回のコロナでも、法律上は指定感染症の2類相当ということになっているが、会議の席で厚労省の役人が1類にしよう、と言った議事録だけで格上げされている。
会議のときには妥当性があったのかもしれないが、諸外国の状況などをみていると、もうとっくに外していいレベル。
おかげで、無症状の人も入院しないといけない。
医療費の無駄遣いだろう。

そういうことは今でこそインターネットに議事録が上がって公開されるが、国民の代表である国会議員が決めたわけでもない法律に付随する政令で、全国民が迷惑している。
勤務先でも、学校でも、誰かがコロナになったらクラスターを追求されて、消毒、2週間の隔離などの処置がいる。
なぜエボラ出血熱と同じ扱いになるのか、常識の問題だ。

そういう価値観が、規制を増やし、社会の無駄を増やしている。
実際ウーバーの発達したアメリカでは、アプリで車を呼べて便利になったとのこと。
インターネットとスマホというインフラで社会は変わっていく。
その恩恵を受けられないのが今の日本。

菅さんが「大幅な規制緩和」というのなら、そういうところまで切り込んでほしい。


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