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2020.09.12 Saturday
ギターとキーボード
ギター弾きはたいがい音の高さは相対的に見ていると思う。
そのキーのドをドと見て、ドレミファソラシドで考える「移動ド」という考え方。 もともと絶対音感などないし、ぼくは「移動ド」でしか考えられない。 ギターという楽器は、構造上移動ドに適した楽器だ。 フレットを平行移動して、同じ形で弾くことができる。 だから、ギター弾きはたいがい移動ドで考えていると思う。 長男はキーボードが得意だが、ギターも弾く。 こないだ行ったら、ピックアップがついたガットギターを買っていた。 通称「エレガット」というやつ。 それを弾かせてもらった。 これが弾きたい、という譜面を見せられて弾いているときに、ついつい移動ドで音名を言ってしまった。 「このソの音を小指で押さえて」というと、「それはラや」という指摘。 それはそうなのだが、移動ドで考えるとソになる、ということだ。 キーボードではソとラは全く違う。 押さえ方も違う。 EmとF#mは全く別のものになる。 ギターなら、2フレットずらすだけなのだが…。 それはキーボードの構造的なものだろう。 なかなかキーボードで移動ドでは考えにくい。 管楽器を吹く人も、移動ドではないだろう。 フレットがある弦楽器といえば、ウクレレとエレキベース、マンドリン、バンジョーなど。 きっとそれらのプレイヤーは移動ドだと思うのだが…。 |
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