考えたこと2

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追悼 筒美京平
昭和のヒットメーカーだった作曲家の筒美京平。
10月7日に亡くなった。

ブルーライトヨコハマ(いしだあゆみ)、渚のうわさ(弘田三枝子)、また逢う日まで(尾崎紀世彦)、真夏の出来事(平山三紀)、17歳(南沙織)、わたしの彼は左きき(麻丘めぐみ)、木綿のハンカチーフ(太田裕美)、セクシャルバイオレットNo.1(桑名正博)、卒業(斉藤由貴)、野生の風(今井美樹)あたりを覚えている。
他にも山ほどヒット曲はあるが、ぼくの好きな曲はこんなもの。

筒美京平といえば、日本のポップスの王道だと思う。
歌謡曲というジャンルしかなかった頃、ポップな曲を作っていた。
尾崎紀世彦が出てきた時、日本のトム・ジョーンズという感じだったなあ。
あの声量で「また逢う日まで」を歌う歌手はまだまだ少なかったと思う。
イントロのトランペットから、ドラムのイントロは印象的だった。

「真夏の出来事」はイントロの女性コーラスがいい。
平山三紀のハスキーな声と、高い声の女性コーラスを組み合わせるところがすごい。
17歳も同じような感じ。
あの手の女性コーラスを使って作るのが好きだったのかもしれない。
「わたしの彼は左きき」も「HuHu」という女性コーラスが使われている。
半音ずつ上がっていく、ディミニッシュの進行がよかった。
あの曲で覚えた進行だ。

太田裕美の「木綿のハンカチーフ」は松本隆の詩もいいが、曲もいい。
今でも好きな曲だ。
エレキギターがいい感じで使われている。
その10年後に作られた「卒業」も好きだ。
フルートのオブリガードが盛り上げる。

レコード大賞の「魅せられて」はあまり好みではない。
どうしても歌い手でバイアスがかかる。

経歴を見ると、大学時代はジャズに打ち込んでいたとのこと。
やっぱりポップな感じはジャズの素養なのだろう。
ツボをおさえたモダンな曲が上手だったと思う。

昭和の大作曲家が逝ってしまった。

あまりマスコミに出る人ではなかったが、日本のポップスの黄金期を作った人だと思う。

合掌。


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