考えたこと2

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淡路島本社
パソナが淡路島に本社機能の一部を移すという。

学校法人に勤めているときには、お世話になった会社。
人材関係の仕事をしていて、時々面白い仕事もしている。
2010年頃、新卒でうまくいかず、失敗した学生に自信を取り戻させるということで、淡路島で農業をするというものもあった。
土とふれあい、作物を育てていくことでやる気を取り戻すのだ。
紹介した学生にはあまり評判は良くなかったが…。

今回移転をするのは経営企画や総務、人事、経理、IT部門の一部など顧客との直接的な接点が少ない管理系の部門という。
まあそういう部署なら、今の世の中どこにあっても構わない、という判断だろう。
情報・通信インフラが整っているからだ。
2024年までに1200人が移るとのこと。

今の本社の東京オフィスは段階的に縮小していくらしい。
どこまで本気なのか、それともアドバルーンなのかはわからない。
でも、パソナによるとコロナで広がったテレワークを喜んでいる人もいれば、そうでない人もいるらしい。
都会の社員はテレワーク歓迎だが、それは通勤時間が長いとか満員電車に乗らないといけないとかの条件があるからだ。
仕事場が近ければ、必ずしもテレワークがいいわけではない。

いろんな会社がコロナが収まっても、テレワークを拡大あるいは維持の方向に行っている。
それ自体は各々の会社の方針があるし、思惑もあるのだろう。
会議に出るのが仕事、というような役割の人を減らすという目論見もあるのかもしれない。
ダブついている中高年の選別をしようとしているのだ。

経費の削減もできる。
出社する人が減ってオフィスの面積を小さくできるからだ。
通勤費も削れるし、社員食堂も減らせる。

しかし、それで社員のモチベーションが下がれば本末転倒だと思う。
100%リモートワークというのは、あり得ないだろう。
ぼくもやってみて思ったが、やっぱり仲間が同じ場所で過ごすことは大事だと思う。
いくらネットで会議ができるといっても、100%リアルではない。

シリコンバレーでも、昼飯を一緒に食うとか、休憩室でだべるとか、そういう時間は大事なのだ。
ネットで代替えできるのなら、とっくにしているだろう。
アップルやグーグルはやっぱり集まってやっている(現状は知らないが)。

MIT(マサチューセッツ工科大学)の価値は学生、教員がMITという場所で生活をともにする(あの学校は全寮制だ)ことにある、と言っていた。
会社も同じことだ。

リモートワークに走りすぎないほうがいいと思う。
そのために、パソナは本社を移転するのだろう。





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