考えたこと2

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ホールトーン
ホールトーンスケールというのがある。
これは全部の音の間隔が、全音になっているスケール。

普通のメジャースケールはドレミファソラシド。
これはミとファ、シとドの間が半音になっている。

それに対してホールトーンは全部が全音だから、ドレミファ#ソ#ラ#ドという一音少ないスケール。
ホールトーンを弾くと、なんとも言えない不安定な感じがする。
今日レッスンで先生と話をしていて、ホールトーンスケールはどんな時に使うのか?という質問をした。

先生は「ホールトーンは地に足がついていないという感じ」という表現で、これは「鉄腕アトム」のイントロだという。
空を超えてラララ星の彼方、という歌いだしの手前のところに、なんとも言えない未来感のある、地に足がついていない感じのイントロがあるが、あれがホールトーンという説明。

弾いてみると、ちょうど2オクターブのホールトーンスケールだった。
なんとも言えない、宙に浮いたような感じ。
アトムが空を飛ぶという感じが現れている。

そのイントロのあと、普通のスケールで「空を超えてラララ…」と歌が始まる。
よくできたイントロだと感心した。

ネットで調べたら、作曲した高井達雄という人が書いた記事があって、中に

「ちょっと専門的な話になりますが、『鉄腕アトムのテーマ』には、ドレミファソラシドにない、いわゆるピアノの黒鍵の音が入っているんです。」

「僕はわざと難しいことをしようとしたわけではありません。ただ、リズム感があって、アトムは空を飛ぶから?上がっていくような感じ?がいいと思ったんです。」

と書いてあった。

この「上がっていくような感じ」をホールトーンで表した。

ド レ ミ ファ# ソ# ラ# ド

不思議な音階だ。



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