考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
感染者狩り
8月5日の読売オンラインの記事に、「感染者狩り」横行、という記事があった。

「インターネット上では、感染者やその家族らを特定し、中傷や差別的な内容の書き込みが繰り返されている。「感染者狩り」と呼ばれる行為だ。実際に標的となった東海地方に住む40歳代の男性が「目に見えないウイルスより、人の目の方が恐ろしかった」と胸の内を明かした。」

なんとも情けないニュースだ。

以前から、感染したマスコミ関係者が「申し訳ない」と謝ったりしているのが、不思議だった。
何でコロナにかかったら、謝らないといけないのか、ワケがわからない。
感染に対する意識が低いから、かかってしまったということで謝っているのだろうか。
それは、感染に対して考えられる万全の対策をしていたら、コロナにはかからない、という前提があるからだろう。

それは人間の思い上がりであり、ウィルス感染に関してそんな万全の対策などない。
ましてや、勤めに出ているのだから感染リスクはあって当然だ。
テレビの関係者が大事な仕事をしているかどうかは疑問だが、少なくとも何らかの活動をしないと食べていけないのだ。
国民がみんな家に閉じこもって感染しないように生活していたら、経済活動など成り立たないのは当り前。
リモートワークでできることは増えているが、現場の仕事はそう簡単になくならない。

だいいち社会生活を営まないと、現代では都市で生活などできない。
日本が豊かになれたのは、大勢がそういう生活をして、モノやサービスを作り、それを国内だけでなく海外にも輸出したからだ。
それによってGDPが増えて、今の年金制度や健康保険制度も可能になった。
結局、戦後の日本が繁栄できたのは、都市で生産活動をする人が増えて、余剰生産能力を持ったからだ。

「感染者狩り」のように非難する人たちは、社会活動をしなくても生きていけるひとたちなのだろう。
全くもって迷惑としか言いようがない。

現在のコロナの死者数を考えると、感染することと、社会活動を普通にすることを天秤にかけると、社会活動を普通にする方が重い。
本当に経済が沈んでしまったら、年金や福祉などどうにもならないことがわかっているのだろうか。
PCR検査だって、タダではないのだ。

コロナが感染症に指定されているから、回りに迷惑がかかるのは事実。
初期対応としてはもっともだったが、今の死者の状況なら、早急に指定を外すべきだ。
そうしないと、「感染者狩り」が起こってしまう。

こんな馬鹿なことをやっていてはいけないと思う。



| | 考えたこと | 22:08 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/238115
トラックバック