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2020.08.09 Sunday
TikTok買収
Tiktokについては過去にも書いているが、これが米中の新しい火種になっている。
どういうわけかと思ったら、記事がちらほらと出だした。 ワシントン・ポストが専門家と調査したところによると、 「TikTokのアプリを始めると、最初の9秒間で210件のネットワークリクエストが行われ、500キロバイトのデータ(125ページ分のデータ)が同アプリから送信されることを発見した。その多くはスマホについてのデータである」 ということらしい。 もともと、TikTokが児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)に違反して13歳以下の子供から個人情報を収集していると、米連邦取引委員会(FTC)が指摘し、運営企業のバイトダンスが570万ドルの罰金を支払ったということがきっかけだ。 少し前にはインドもTiktokだけでなく、59のアプリをインド国内で使うことを禁止したらしい。 しかし、当の中国はもともとFacebookやTwitterは禁止しているから、エラそうなことは言えない。 それにしても、最初の9秒で210件のネットワークリクエストというのは、どうなんだろうか。 GAFAも、たくさんの情報を集めているとは思うのだが、それに比べても多いのだろうか。 たしかに、公開するプライバシーは自分で記入するものだけで、それ以外にいろんな情報を取ってはいないのかもしれない。 Tiktok自体の内容は15秒の動画、というだけだからそんなに問題になるとは思えない。 パソコンでTiktokのページを見ると、たしかに欧米人の動画ばかりが出ている。 あまり中華風の宣伝ではない。 まあ、なんとなく欧米の企業ではないかな、という感じはあるが…。 中国政府は、2017年に国家情報法を制定し、「個人や企業は政府の情報活動には協力しなければならない」、「情報機関が国民に協力を要請できる」という法律がある。 ということは、今は「端末や個人の情報は政府に渡さない」と言っていても、そんなことは反故にされる、ということになる。 ここが法治国家ではないということだろう。 国家権力も含めて法律に従うのが法治国家。 国民の権利を守る法律が、国家権力よりも強いということだ。 非常時にどうなるかはわからないが…。 Tiktokはマイクロソフトに買収されるという話もある。 どうなるのか…。 |
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