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2020.08.08 Saturday
DAW
DTMはデスクトップミュージックの略。
この言葉は馴染みがある。 大昔、音符を数字で打ち込んだことがあって、それがコンピュターでの音楽の始まりだったと思う。 当時は山下達郎など、いろんなミュージシャンがドラムパターンやシンセサイザーの音を打ち込んで、それがCDになったりしていた。 その頃に音符は、音の高さ、音の長さ、発音時間、音の強さの4つの数字で表されることを知った。 でも、楽譜に記譜されているのは音の長さと高さだけ。 音の強さは補助記号である、FF(フォルテシモ)とかMF(メゾフォルテ)とかいう表現になり、発音時間は楽器の特性でだいたいは決まる、ということを知った。 4分音符といっても、音が始まるタイミングを示しているだけで、実際に音が鳴っている時間は結局は奏者が決める。 スタッカートやテヌートというような補助記号はあるが、弦楽器や管楽器は音符の長さを目一杯鳴らすのか、それとも半分くらい鳴らすのかでだいぶ違う。 それを一人で決めるのが打ち込みという作業だ。 ぼくのギターの先生は、それをやってカラオケを作る仕事を一時やっていたとのこと。 1曲いくら、という仕事だ。 80年代はそういうことが流行った時代だった。 ピコピコ音などがよく使われた時代。 時代は進んで、最近は見慣れない言葉が出てきた。 DAWという言葉。 デジタル・オーディオ・ワークステーションという意味。 よくミュージシャンが写真に写っているとき、後ろにコンピューターのディスプレイがあって、そこにウィンドウが並んでいたりするが、それがDAWに相当する。 打ち込みの時代は用意された音源を鳴らすという感じだったが、今のDAWは実際にその場で弾いた音も一緒に録音できる。 要は自分の演奏を録音できて、それにエフェクターをかけたり、重ねたり、自由自在にできる。 コピーして貼り付けるのも簡単だ。 パソコンの性能さえあれば、いくつでも重ね録りできる。 コロナの自粛機関に、ギターの先生がYoutubeに曲をあげていた。 いくつかギターを重ねて録っている。 こないだ聞いたら、レコーダーで録っているのではなく、DAWでやっているとのこと。 やっぱりそういう時代なのだ。 昔からは考えられない。 生音でデーターにして、あとからエフェクトをかけたりもできる。 アンプやキャビネットも変更できたりする。 すごい仕組みだ。 ぼくには面倒でムリだと思っていたが、一念発起やってみることにする。 無料のソフトもあるようだ。 今から時代についていくぞ。 |
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